JZX100 チェイサー Vマネージ&Vproセッティング完了

昨日からダイナパックでのセッティングが始まった

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JZX100 チェイサー

今日はトラストのVマネージによるインテーク側のVVTIのセッティングと

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最終的なVproのセッティングです。

1台のPCにソフトをインストールしてセッティングしても良いのですが

PC内でのソフト切り替えが面倒で、触りたいときにすぐに触れないのが嫌なので

Vproで1台、Vマネージで1台の2台を同時に接続してセッティングして行きます。

 

まずはVVTIの調整

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インテークのバルタイを変更して行くとブーストもこれだけ変化します。

茶色が昨日のEXバルタイのみ決定した時のグラフで、それ以外はVVTIをセッティング中の時の物です。

インテークバルブが開くタイミングで、ブーストが変わって行く訳です。

ブーストグラフだけを見ると青いグラフが良さそうですが

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パワーを見ると青いグラフはダメダメです。

これは高回転までVVTIの進角を残したときのグラフですが、

ノーマルカムの場合はある程度の回転からは進角を戻さないとパワーダウンしてしまいます。

インテークバルブの開き始めるタイミングも関係してますが、

開き始めが早いと言う事は閉じ終わりも早いと言う訳でして・・・

なぜ高回転まで進角を残すとブーストが上がり、パワーが落ちるのか?

少し考えればすぐに分かりますよね?

 

VVTIがある程度決まってきたら、VVTIの変化量に合わせてA/Fを微調整しながら

点火時期も詰めて行きます。

最近お気に入りのLink製G4Knockセンサーで目視でもノッキングが分かるので

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ヘッドホンをしながら、エンジン音のなかで耳を澄まして

ノック音を聞き分けるのに神経を集中する必要が無くなりました。

 

最終的には

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最大ブースト 1.5Kにて481ps トルク67.4k

LOモードとブーコンOFFとのパワー間隔も良い感じに調整出来ました。

 

昨日のEXバルタイのみ決めた時との比較が

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コレです。トルクの立ち上がりが少し早くなり、トルクのキープ時間が長くなっています。

 

4番の圧縮不良を抱えていた時と比べると

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同じ補機類、同じブーストでこれだけの違いが出ました。

パワーにして40ps程、トルクに関しては7k以上太くなっています。

 

ダイナから降ろし、実走でのセッティングに移りますが

Vpro車両はここからが長い・・・

頑張ります。