AT内部のソレノイドバルブに不具合があり
トラブルコードとして2つほど記録されていました。
症状としては、
通常の走行は出来るものの、キックダウンが効かない
マニュアルモードの操作が出来ない等
P0763 ソレノイド異常の原因は
画像左側のソレノイドバルブの動作不良です。
長年ディーラーにて
「ATFを交換してはいけない!」
と言われ続け
その結果として、スラッジがソレノイドバルブ内部に詰まってしまい固着したんだと思います。
画像右側はP0715のコードの原因のAT回転センサーです。
2点の交換の為
オイルパンを外したので、念のためオイルパンと
ストレーナーは新品に交換
床部に堆積したスラッジは、17万キロATF未交換車両の割には非常に少なく
前回のトルコン太郎による圧送交換でかなりのクリーニングが出来ている証拠ですが
皆無ではありません。
やはり10万キロ以上ATF未交換の車両は、ストレーナーを新品に交換し
オイルパンは徹底洗浄、もしくは新品に交換した方が良いと思います。
不良部品を交換し、トラブルコードを消去
水温が規定値になるまで待って、部品交換のキャリブレーションを行い試運転
再度診断機にて
各CPUの自己診断を実施
A/C CPUにエラーコードが1点ある以外はオールOK
A/C CPUは曇り空の時や屋内に車両がある際に必ず
日射センサーの出力がエラーとなるので、特に問題ありません。
E/G A/TのCPUを個別で診断して見ても
異常なし
A/T不具合修理完了です。