九州から陸送にて運ばれてきたJZS161 アリスト
毎年、装着パーツはレベルアップして行くのですが
パワーは・・・
始めてこの車を手掛けたのが、強化ATFへの交換とブーコンの設定
その時は430psぐらい出ていました。
その後、他店にてFCON ISとトラストのバルコン
VVTI対応のハイカムを組み込んでリセッティングしてもらったのですが
パワーチェックすると、まさかの411ps
パワーダウンしてました。
そこで、今回はタービンをT67に変更して、
サクションなどもすべて造り直したそうなのですが
試乗させてもらったところ、
どう考えても純正タービンブーストアップの時の方が速い・・・
色々とお話しした結果、手直しを含めて
リセッティングを当店で行う事になったのですが、
何はなくとも、まずは現状チェックと言う事で
A/F計を繋いで、ダイナに載せてみました。
その結果
やっぱり
今回のパワーグラフは一番太い緑線です。
パワー392ps トルク47k
一番細い緑線が、純正タービンのブーストアップ時
二番目に細いのが、前回FconIS&バルコン&ハイカム導入時です。
オーナーには残念ですが、だんだんパワーが落ちて行っています。
これじゃー、さすがに納得できませんよね。
ブーコンにはチャンネルが3つあったので
試しにほかの二つもA/Fチェックして見ましたが
立ち上がり時が薄かったり、高回転時が薄かったりと
安心して全開に出来る数値ではないと思います。
最終的にはブースト
1.23k時のA/Fが12.5付近のデンジャラスゾーンで
パワーは463ps トルク61.4k
FconIS、バルコン、ハイカム、T67タービンを装着して
純正タービンブーストアップにわずか20psのみのパワーアップでした。
さて、どこから手を付けて行きましょうか~
リセッティングも大事なのですが、
電動ファンが回っていなくてすぐに水温が100度を超えてしまったり、
マイナートラブルも見受けられます。
時間を掛けてじっくりと仕上げる必要がありますね。