レクサス GSE20.21 ECUブローにご用心

走行中にエンジンチェックランプが点灯し

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トラブルコードを確認してみると、2番がミスファイアを起こしているという レクサスIS250

ダイレクトイグニッションを取り外して、実際の点火を見てみると火が散っていません。

ダイレクトイグニッションの死亡と判断し、新品に交換すると

目視では無事、火が散るのが確認できたのでそのまま装着したのですが

エラーコードが消えず・・・

 

はて・・・?

 

SNAP-ONの買ったばかりのオシロが活躍し

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点火信号と点火確認信号をチェックしてみると

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正常な気筒は0Vから4Vまで信号が出力されていますが

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NGな気筒は3Vから4Vまでしか出力されず電圧差が1Vしかありません。

0Vではないのでプラグに火は散るようですが、燃焼室を爆発に導くような火力ではない為

ミスファイアのトラブルコードが消えない様です。

 

点火確認信号も

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片バンクで3つの信号を拾わなければいけないのに、実際には2本分しか拾えていません。

 

ん~、この症状は大体トランジスターの絶縁不良が疑わしいのですが

日産車とは違いトヨタ系のECUはトランジスター内蔵の模様です・・・。

簡単に言うと、ECUブローです。

 

JZS16系のアリストではよく起こる症状で、ECU内のトランジスター交換も行えるようですが

レクサスの時代になるとトランジスターが基盤埋設タイプで、簡単に交換が出来ないそうです。

 

しょうがないので

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新品ECUを購入し

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封印を破って車両に装着し、イモビライザーのID登録を行いエンジンスタート!

今回は最悪な事にSRADのCUVUを組み込んだECUだったので

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CUVU自体も新品をもう一つ用意し、インストール

無事、ミスファイアのトラブルコードは消えました。

 

は~、新品ECU122000円 新品CUVU150000円

ID登録等を合わせると30万円近い出費でした。

 

初期型の2GR 4GRを積んだ車両では結構頻発している症状らしいので

同じような症状を抱えているオーナーの皆さんは、それなりの出費を覚悟してください。