GRS191 レクサスGS350は、SARDにECUを送ってデーターの解析を行ってもらい
CUVUデーターがインストールされた状態で帰ってきました。
早速、車両に装着してSARDデーターでのパワーチェック
を行い、続いてあらかじめ机上で作っておいたデーターに書き換えしようとすると
今度はこんなエラーが出ました。
ファイルの作成を失敗している・・・?
ライターが壊れたのか?と思い、現状のECUに入っているデーター名を読み込んでみると
普通に読めますし、ログの読み込みも出来るので、ライターの故障では無いようです。
SARDとも幾度となくやり取りを繰り返すものの、根本的な原因はわからないまま1日が過ぎました。
翌日も色々と方法を変えながら書き込みを試すものの
相変わらずエラー表示ばかり出て、一向に進みません。
そこで、ECUデーターと編集ソフトの橋渡しとなる定義ファイルをインストールし直して見た所
いきなり、書き込みが出来る様になりました。
どうも以前インストールした定義ファイルのどこかにバグがあったようで
GRS191のデーターだと認識できなくなっていたようです。
ECUへの直接書き込みだけでなく、OBDからの上書きや
データーモニターも使えることを確認したので、いざセッティングへ!
吸気温度が非常に高いのと、湿度もものすごく高く
以前デモカーとして保有していたIS350をセッティングした時のデーターをベースにすると
ノッキングが発生し点火がリタードされてしまい、逆にパワーが落ちてしまいました。
マフラーを抜け重視ではなく、音質重視の物に変えている影響もあり
点火時期を希望の数字まで上げることが出来ません。
最終的には
こんな感じになりました。
茶色いグラフがSARDがインストールしたデーターでのパワーチェック
赤いグラフが現車セッティング後のパワーグラフです。
最高馬力は10ps程度のパワーアップにとどまりました。
逆に2500rpm付近から5500rpm付近のトルクアップはそこそこ出来ているので
実際に乗った時の加速感はかなり良くなっています。
スロットルマップもリニアにしていますので
アクセルをグっと踏んでも、フニャっとした加速の純正ECUに比べると
思い通りの加減速が可能になっています。
実走行でのセッティングを終え
一度すべてのエラーコードを
消去して
CANでつながったすべてのCPUをきれいにします。
ただ、この作業を行ってもATのPOWERモードやSNOWモードが使えないと言う不具合が治りません。
通常はIG-ONの際、POWERやSNOWと言うインジケーターが点灯するのですが
CUVUインストール後そのインジケーター自体が点灯しないんです。
再度SARDにてデーターの適合を確認してもらう必要がありそうです。