ダイナパックでの
慣らし運転とセッティングの終わったGRB インプレッサは
E/G脱着の際に緩締したボルトを1Gで締め直す為
背の高いターニングラジアスゲージに載せた上で
ロアアームの固定ボルトを一度緩めて、再度締め上げて行きます。
ピロボールを使っていないアームの場合の基本作業ですね。
続いては、燃料タンク上の燃料漏れのチェックです。
今回燃料ポンプを交換したので、一度ガソリンを満タンにして
車体を揺すりながら試運転し、アッパーキャップからの漏れが無いかを点検して行きます。
Oリングを再利用したり、規定トルクを守らなかったりすると結構漏れる場所なので要注意です。
今回は無事に漏れはなかったので、ふたをしてリアシートを装着しました。
この時点で一度エンジンを冷やして、冷間時の始動チェックを行います。
A/F計を別電源に接続し、始動直後のA/Fが見れるようにしたら
PCのログをスタートさせます。
純正でもA/Fセンサーが装着され、ログ項目の中にはありますが
始動直後やリスタート時にはモニタリングしていない様で、いつも14.7を指していますので
冷間時やリスタート時のA/Fが知りたいときは、社外のA/Fメーターが必須となります。
始動時の燃料噴射時間や冷間時の燃料、点火補正の調整を行い水温が上がってきたら
実走でのセッティングを行います。
エアフロアダプターの内径が
これだけ有るのに、全開時はエアフロが4.16Vまで上昇しています。
この内径のファンネルが付いていたら、出力電圧としては相当の誤差が出ますよね。
HKSの剥き出しタイプのエアクリーナーが装着されているGDB、GRBオーナーの皆さん
A/Fは大丈夫ですか?
全開域のセッティングに加え、クローズドループ領域のフィーリングや
加速途中のセッティングが終わると
実走でのセッティングも完了となります。
セッティング用のA/Fセンサーやノックモニターを外して作業完了となります。