先週の日曜にお預かりしたFD3S RX-7
プラグ交換や圧縮測定
リアサスペンションアームのピロブッシュ交換等が追加作業となりましたが
三菱とは違って週の半ばまで営業していたマツダ部販さんからのプラグ入庫や
ピロブッシュを早々に発送してくれたオートスタッフさんのおかげで
週末には各作業を終えて、ダイナパックに載せることが出来ました。
熱が天敵の13Bエンジンはこの季節のセッティングはしんどい様で
すぐにエンジンが熱ダレして来ます。
数回パワーチェックしては、エンジンを冷やして・・・の繰り返しです。
ノーマルタービン仕様のデーターは、過去の蓄積からより取り見取りなので
一番適応しそうなデーターをベースに現車合わせして行きます。
その前に、今回はノーマルCPUでのパワーチェックも依頼されているので
ノーマルCPU vs パワーFC@APEXデーターでのパワー比較
緑がノーマルCPU 303ps トルク33k
茶色がパワーFC@APEXデーター 313ps トルク36.8k
吸排気をチューニングしたFD3S+ノーマルCPUで起こりやすい
鬼の角現象(セカンダリータービン切り替え時のオーバーシュート)が見事に起きていましたが
パワーFCに替えて、治まっています。
トルクの立ち上がりもピークパワーもそれなりに伸びていて、まあ、可もなく不可もない結果
(ブーストはHIモード0.8kで測定)
ここから現車合わせして行くのですが、メインはA/Fの濃すぎる部分の手直しです。
茶色い細い線がAPEXデーター時で、ブーストの立ち上がり時はA/Fが9.5ぐらいまで濃くなります。
それをブーストHI LO共に10.5~10.8前後に合わせてやるとトルクが良い感じに上がってゆきます。
最終的には
ブーストHI 0.8k時 325ps トルク44k
ブーストLO 0.7K時でも318ps トルク38kまでパワーアップ
実走行でもトルク重視の気持ち良い加速で、圧縮のある13Bってこんなトルクフルなんだ~と
改めて調子の良いエンジンのトルク感を感じる事が出来ました。