ワイドボディーになったFD3Sは他店にてVマウントを組んで
その際にパワーFCにて現車セッティング済みとの事。
じゃあ、今回はセッティングはしなくていいね!と言っていたのですが
前回セッティング時のパワーグラフは一切見せてもらってなかったり
アイドリングがめちゃくちゃ濃い状態だったり
プラグが11番になっていたり
っと不安な部分が多々見受けられ
「やっぱりセッティングしてください!」
って事になりました。
まずブーストLOとHIにてパワーチェックして
Vマウント前+純正CPU時代のパワーグラフと比べてみます。
青がVマウント前+純正CPU
オレンジが今回のLOブースト0.8
赤が今回のHIブースト0.9
HIの時はトルクは上がってますが、高回転で一気にパワーダウンしています。
そして、もっと驚いたのがA/Fで、
高回転域はロータリーでは超危険領域となる12.0を記録
これは危ないです。
ブーストはLOで0.8 HIでも0.85までダウンさせてリセッティングし
グラフを重ねてみました。
赤色の細い線がセッティング前のトルクとA/Fのグラフです。
A/Fは10.8~11.3付近まで濃くしブーストは0.8まで落としましたが、パワー的には
上がっています。
これでブースト0.8k時
ブースト0.85k時と比べると
トルクまでアップ
高回転のグラフの波波は、ブースト0.8kを優先してセッティングしているので
線間補正のラフさが激しいパワーFCの宿命です。
ブーストLOとHIの違いは
ハイスピードサーキットの場合はブースト0.8kの時の方が高回転までキレイに回って調子良いでしょうね。
トルクの立ち上がりが求められる中速域を多用するサーキットではブースト0.85kの方が良いかもしれません。
まあ、いずれにしてもA/Fは安全圏まで濃くしてありますので、どちらを使っても問題ありません。
しかし、リセッティングせずに全開走行していたら・・・と思うと
あ~怖い 怖い