ワイドボディのFD3S ダイナパックでセッティングをして正解でした。

ワイドボディーになったFD3Sは他店にてVマウントを組んで

その際にパワーFCにて現車セッティング済みとの事。

2015510174759.JPG

じゃあ、今回はセッティングはしなくていいね!と言っていたのですが

前回セッティング時のパワーグラフは一切見せてもらってなかったり

アイドリングがめちゃくちゃ濃い状態だったり

プラグが11番になっていたり

っと不安な部分が多々見受けられ

「やっぱりセッティングしてください!」

って事になりました。

201551017491.JPG

まずブーストLOとHIにてパワーチェックして

Vマウント前+純正CPU時代のパワーグラフと比べてみます。

2015510174952.jpg

青がVマウント前+純正CPU

オレンジが今回のLOブースト0.8

赤が今回のHIブースト0.9

HIの時はトルクは上がってますが、高回転で一気にパワーダウンしています。

そして、もっと驚いたのがA/Fで、

高回転域はロータリーでは超危険領域となる12.0を記録

これは危ないです。

 

ブーストはLOで0.8 HIでも0.85までダウンさせてリセッティングし

2015510175212.jpg

グラフを重ねてみました。

赤色の細い線がセッティング前のトルクとA/Fのグラフです。

 

A/Fは10.8~11.3付近まで濃くしブーストは0.8まで落としましたが、パワー的には

2015510175513.jpg

上がっています。

これでブースト0.8k時

 

ブースト0.85k時と比べると

2015510175857.jpg

トルクまでアップ

高回転のグラフの波波は、ブースト0.8kを優先してセッティングしているので

線間補正のラフさが激しいパワーFCの宿命です。

 

ブーストLOとHIの違いは

201551018215.jpg

ハイスピードサーキットの場合はブースト0.8kの時の方が高回転までキレイに回って調子良いでしょうね。

トルクの立ち上がりが求められる中速域を多用するサーキットではブースト0.85kの方が良いかもしれません。

まあ、いずれにしてもA/Fは安全圏まで濃くしてありますので、どちらを使っても問題ありません。

 

しかし、リセッティングせずに全開走行していたら・・・と思うと

あ~怖い 怖い