発売以来、爆発的なヒットのデミオ DJ5FS
クルマがたくさん売れれば、アフターパーツもたくさんリリースされる訳で
ディーゼル車両としては異例なほど たくさんの社外パーツが販売されているのも事実です。
今回はDJ5FS スカイアクティブディーゼルの6速ミッション車両で
オーバードライブさんのブランド、ODULAのインテークとマフラーの効果を検証しました。
まずはドノーマルでのパワーチェックと
車両側ノーマル ECUブーストアップデーターインストールの比較
tcf1.2でノーマル112ps トルク25.6k
ブーストアップデーターインストールで143ps トルク31.7k
安定のパワー&トルクアップです。
当店がデーター開発の時に使用していたAT車両のノーマル時
106psのトルク28.5k前後でしたので、
今回の車両と比較すると
AT車両はトルクより、MT車両はパワーよりの出力特性の様です。
一度データーをノーマルに戻して
今度は
ODULA Rスペックマフラーに交換し
パワーチェック
青がノーマル
赤がマフラー交換後
マフラー交換のみではピークで2psほどのパワーアップの様です。
続いて、マフラーは純正に戻して、エアーインテークシステムを
ODULAさんのラムエアボックスとハイフローインテークDに交換してパワーチェック
青がノーマル
緑がエアクリーナー交換
こちらはピークで3PSほどのパワーアップでした。
マフラーをRスペックに戻して(?)吸排気を交換した状態にて再度パワーチェック
街中では、この状態で走っているクルマが結構多いのではないでしょうか。
トルクとしては残念ながらピークは落ちています。
パワーはピークで3.4psほどアップ
これが現実です・・・
この状態でECUを通常のブーストアップデーターに書き替えます。
青 ノーマル
細いオレンジ ノーマル車両+ECUブーストアップ
太いオレンジ 吸排気+ECUブーストアップ
あらら・・・ピークは変わらないものの、ほとんどの領域でダウンしちゃってますね。
ECUがノーマルの場合は、マフラー交換やエアクリーナー交換で若干パワーアップするものの
ECUでブーストアップした車両だと、吸排気のチューニングは相性が悪いと言う事ですね。
特に今回はラムエアボックスの吸気ダクトサイズに原因があると思われます。
ノーマルブーストであれば吸気量的には問題ないものの、
ブーストを上げるとラムエアボックスから取り込める吸気に制限が掛かってしまうのではないかと・・・
そこで現車合わせの出番です。
ガソリン車の場合はエンジンが吸い込む空気に見合ったガソリンを吹く感じですが
ディーゼル車の場合は計算で求められた燃料噴射に合わせて空気を調整?する感じ??
うまく表現できませんが、燃料優先と言うと分かりますか?
分かりませんね。すいません。
各マップを調整して
赤 現車合わせ後 146ps トルク31.7k
オレンジ 車両ノーマル+ECUブーストアップのグラフをほぼ全域で上回ることが出来ました。
ダイナから降ろし、実走セッティングも行いましたが
通常のECUブーストアップデーターインストールのみの車両より
3000rpm付近までのトルク感が太いです。
ECUの書き換えを施工しているオーナーなら分かると思いますが
アクセルをグッと踏み込むと、最初に来る加速感が
すぐに終わらずにしばらくグワーっと続いてゆきます。
吸排気を交換した上で、ECUを書き替える場合は
データーをポンっとインストールするだけではもったいない
(と言うか、パワーダウン?)
ので、予算的に余裕があれば現車合わせしたほうが良いのかもしれませんね。
通常は
DJ5#S系 デミオ ECUチューニング 98000円(税別)
で施工していますが
ダイナパックを使っての現車合わせは128000円(税別)となります。
すでに当店にてECUを書き替えたオーナーで
吸排気を社外に替えてしまった方、もしくは交換を検討している方
特別価格にてリセッティングいたしますので、浅田までご相談ください。