4年ほど前にセッティングをした
C35 ローレル
今回はプライベートチューンで
ヘッドガスケット交換
ブーストコントローラー交換
インジェクター&燃料ポンプ交換
ハイカム交換
TOMEI ポンカム交換
トラストサージタンク交換を行い
仕上げにリセッティングをしてほしいとの事で入庫
早々にダイナパックに載せてパワーチェックしたのですが
ウェストゲートの解放音が非常に静かで違和感ありありでのスタート
インジェクターを380ccから450ccに交換しているので、A/Fは非常に濃い状態です。
まずはブーストコントローラーのセッティングをしようと
各ブーストを調整して行くのですが、立ち上がりが非常に遅く?がいっぱい・・・
そこで、定番のエア漏れチェック
を行ったところ
エアバイパスバルブに空気を送るホースから盛大に漏れていました。
在庫の新品ホースに交換して
エア漏れは無くなりました。
再度ブーストを測ってみると
漏れていた時よりかははるかにブーストの立ち上がりは良くなったものの
前回セッティングした時と比べるとまだまだです。
そこで、ポンカム導入時に調整したと言うバルタイを変更してみる事に。
バルブタイミングそのものの割り出しを行うとなると工賃が高いので
今回はバルタイを小変更してはダイナを回すと言う結果優先の調整方法
ブーストを1.0kにして、CPUデーターは弄らず、バルタイのみでの効果を見てゆきます。
今回はIN側も長穴加工で調整が可能になっていたので、
EX側と合わせて、それぞれを進角したり、遅角させたり・・・
結局INもEXも進角させたほうがバランスよくなりました。
バルタイ変更によるブーストの立ち上がり具合は
こんな感じ
かなり良くはなりましたが、本領発揮とは程遠い状態で
設定ブースト1.4kまでブーストコントローラー側で上昇させても
1.26k付近までしか上昇せず、高回転では垂れる一方です。
これ以上は機械的なトラブルシューティングや修理が必要と判断し
オーナー承諾のもと、現状でセッティングを行いました。
今回TCFは1.0で測定してほしいとの事だったので
最大パワーは337psでした。
ただ、同じCPUデーターでブーストコントローラーも同じ設定なのに
こんなパワーの差が出てしまったり
A/Fが不特定なところで
鬼の角みたいに
跳ね上がったり
跳ね上がらなかったり・・・
なんかエアフロも怪しいかな~
予算の関係もあるので、ひとまずはこの状態で納車し
オーナーさんがトラブルシュートの続きを行うそうです。