一通りの仕様が決定したデモカーの86は、ボディーの外寸での公認車検を受けながら
世間に流れる排気系の車検適合の真実や足回りの公認の有無について調べてみました。
まずはSARDのワイドボディーキットを装着し
トラストのターボキットやその他諸々を装着して寸法や車重がいくつになったのか・・・
車幅191cm!
R35 GT-Rが標準で189cmなので、全幅ではR35超えです。
純正は177cmなので両側で14㎝ 片側で7㎝ワイドになってます!
車重はもともとが1230kだったのが1290kに・・・
60kの増量アップは結構ひびきますね。
ちょっとダイエット考えないと。
続いては、加速騒音関連の車検適合
今回はトラストのターボキットに付属したキャタライザーと
純正2次触媒
トラストのパワーエクストリームRマフラーにて受験
(触媒には排ガス試験証明書、マフラーには性能試験証明書が有ります。)
特にお咎めを受ける事もなく、普通にOKでした。
なので一時期〇K〇さんが言っていたような
エキマニ、触媒、マフラー等、複数の排気系パーツを交換している場合
その組み合わせでの性能試験証明書が無いと車検は通らない。(かもしれない)
と言う情報は偽りだったことになります。
今回のトラストのパワーエクストリームRマフラーの性能試験証明は
マフラー単体での証明書で、キャタライザーとのセットで試験を受けた物ではない状態でしたが合格しました。
ただ、性能証明書に添付されている画像や組み合わせによってはNGになる事もあるようです。
続いてはサスペンションアームの交換関連
一般にアームの交換は改造申請必要
ロッドの交換は申請不要と言われています。
じゃあ、アームやロッドの定義は?となるのですが
以前、公認車検を得意とする業者さんから
「かなり乱暴な言い方だけど、2点支持はロッド、3点以上の支点はアームと覚えておけば大体大丈夫!」
なんて教えてもらいました。
確かにおおまかにはこれで良いのですが
86やBRZのリアのロアアームは2点支点
クスコさんはリアラテラルリンクと呼んでいます。
でもこのリンク、実は構造変更が必要です。
改造申請が必要かどうかを記載した
改造自動車審査要領なる文章があるのですが、
サスペンション(緩衝装置)に関しては、こんなふうに記載されています。
86 BRZのリアロアアームに関しては、
「緩衝装置の作動を主に受け持っているもの」
と判断されるので、2点支点のロッドであったとしても改造申請が必要なんですね。
逆にアライメントの保持を主な目的とするロッド類は3点支点であっても改造申請は要らないことになります。
ただ、まあこの文章
「緩衝装置の作動を主に受け持っているもの」
主にって、どこまでが主でどこからが副なんでしょう?って言い始めると
最後は検査官の判断に委ねられるって事ですね。
と言う事で、デモカーの86は無事公認車検に合格し
このボディーサイズでも堂々と公道を走れます。
86やBRZの車検等で、コ〇ックやオー〇バッ〇スなどの指定工場や
ディーラー、サブディーラーなどに理不尽な理由で、いちゃもんをつけられた皆さん
是非当店にご相談ください。