CT9Aの入庫は多いのですが
久しぶりにCP9A しかもランエボⅤが入庫しました。
店を開いた当初、おなじランエボⅤでサーキットを走っていたので
思い入れの深いクルマです。
今回は、継続車検のついでに各部の不具合を修理して行きます。
この年式の4G63はタービンのアクチュエーターの向きが逆さについていて
ボンネットダクトから
侵入した雨水でアクチュエーターが固着。
ブーストがうなぎ上りに上昇して、ブーストリミッター発動と言うパターンがあります。
今回の車両も該当部分が錆で赤くなっているので、交換必須となります。
中古車販売店で車両を動かさずに長期間展示していた車両や
普段は青空駐車場に停めていて
週末にしか乗らないと言うCP9Aには起こりやすいハプニングなので
CP9Aオーナーの方、一度確認して見てください。
新品のアクチュエーターを注文すると対策された物が届きますが
直接雨水が掛からない様に傘が付いているのと、水が入った時の水抜き穴が開いています。
ただ対策品を使っても、基本的には同じ症状が何時かは出て来ます。
定期的な交換部位と割り切ったほうが良いと思います。
他にも純正でピロボールを使っているリアのロアアームなどは
ゴムブッシュに比べて寿命は短いです。
ハブベアリングのガタと間違えやすい部分ではありますが、ホイールをゆすって見て
一定方向にのみガタが出る場合は、ロアアームピロブッシュを疑ってみてください。