今日のブログは色んなパーツが出てきます。

お客さんに良いパーツと悪いパーツを的確にアドバイスする為

当店では色んなパーツを実際に購入して試します。

 

メーカーさんから協賛してもらうと

「コレ、ダメっすね。」

って言いにくいので、実費で購入して試します。

 

まずはコレ

あ~、コレですか!ってなった人は足回りに拘りがある人ですね。

こんな感じで使います。

デモカーのヤリスでテスト中。

 

発売されたばかりの

横浜のアドバン ネオバ AD09

265/35R18です。

グリップ力が他メーカーのハイグリップラジアルに比べて若干低いと言われてますが

実際に試して見ないと分かりませんので。

 

他にも色んなパーツを買って試してますが

メーカーサイドやメディアの情報通りのパーツってほとんど無いんです。

まあ大人の事情がてんこ盛りって感じです。

なので、自分達みたいなショップがメリット、デメリットを理解した上で

各オーナーに最適なパーツを勧めなければいけないのですが

それが出来るお店は少ないですね。

そして、自分が選択したパーツのデメリットを指摘されると、不機嫌になるお客さんが多すぎます。

こっちは親切で「それはダメですよ。」って言ってるのに。

 

あとは安さに釣られてネットショッピングで偽物を掴まされる方々。

極論を言ってしまうと、安く!安く!!と言う人が存在するが故

偽物ブランドが立ち上がり、それを横行させてしまっている事に是非気付いて頂きたい。

キチンとしたパーツを造るには、それなりにお金が必要です。

安い物には理由があります。

それを無視して安物を購入しておいて、あーでもない、こーでもないと・・・

ちゃんとした物を適正価格で買えば、そんな事にはならないと思うのですけどね。

 

 

話しをパーツに戻して、今度はユーザーカーに装着中の部品を紹介します。

一昔前まで、乗り難さでは天下一品と言われていた、OS製のクラッチシリーズでしたが

ストリートマスターシリーズの出現で、かなり乗りやすくなりました。

 

昔、ECR33にOSのソリッドトリプルを組んだ仕様があったのですが

感覚的に半クラ領域は0.2㎜ぐらいしかありませんでしたね。

そこでビタっと左足を止めないと、即エンストです。笑

 

OH中の86用FA20エンジンに使う

純正オーバーサイズピストン

昔はAとBしか存在しませんでしたが、最近オーバーサイズが出たようです。

ピストンを先に準備して、ピストンの外径からピストンクリアランスを逆算し

ボーリングのサイズを割り出していきます。

 

なんでもかんでも鍛造ピストンを入れたがるお店がありますが

鍛造ピストンはその密度故に冷間時と温間時のクリアランス設計が複雑になり

ユーザーに要求しなければいけない事も増えてしまいます。

メリット、デメリットを比較検討し、ユーザーに決めてもらう必要がありますよね。

 

ブログでは、書きたい事をそのまま書いているので

結構怖い人だと思われてるみたいですけど、ユーザーとの打ち合わせ中は

自分で言うのも難ですが、かなりきめ細かいケアをしながら商談を進めて行きます。

なぜこの部品が必要なのか?

なぜこのパーツを使ってはいけないのか?

このパーツのメリットは?デメリットは??

入れた時の効果と、入れない時の効果。

その辺りを極力分かりやすく説明しユーザーに納得してもらった上で商談をまとめます。

 

ごちゃごちゃ言わずに、俺に任せとけ!的な感じではありませんので

安心してご相談ください。

 

ただ、訳の分からない事をいつまでもグダグダ聞かされると

「あの~、そろそろ本題を話してもらっても良いですか?」

って言っちゃいますけどね。