黒86@ビークルフィールド 記録更新ならず・・・。

2月2日にシェイクダウン&テスト走行に臨んだ

黒86@ビークルフィールドですが、エアロが着地してしまうのを防止する為

今回はサスペンションのスプリングレートを変更して

1か月後の3月2日にアタックを行いました。

 

すでに外気温度15度とタイムアタックを行う温度ではありませんが

その日のベストを尽くす為

各スタッフが

準備を行ってゆきます。

 

中古タイヤで全体的なイメージを掴もうとしますが

ドライバー曰く

「6000rpm以降、吹けない・・・」

との事。

 

ガス欠症状か?と思い

ガソリンを10Lほど足しますが症状は消えず・・・。

マフラーを見ると白煙が少々・・・。

考えて見ればこのエンジン、今回で4シーズン目です。

その間OHはもちろん、分解点検も行っていないので

ソロソロ限界と言えば、ソロソロですね。

 

前回のシェイクダウンの時に出ていなかったので

ここに来てギブアップなのかもしれません。

「次期エンジンは造ってあるんで、壊れてもいいよ。

 全開でアタックして下さい。」

オーナーがドライバーに激を飛ばし

先シーズンの、このタイムを超えるべく渾身のアタック

惜しい・・・53秒45

 

ドライバーは諦めておらず、もう一本!

すがすがしい天気の中、53秒47の文字が儚く輝いています。

 

タラレバは大嫌いなので、今シーズンはこれが実力なんです。

まあ、逆に言えば53秒4と言う数字は奇跡の一本では無く

狙えば何本でも出せるアベレージタイムだと言う事は証明できました。

 

さて、来シーズンはエンジンとミッションを作り直す為アタックは行いません。

再来年度はスパ西浦ではなく、いよいよ筑波にクルマを持ち込む予定でしたが

まだ、スパ西浦のALL of 1にはなって無いんですよね。

 

4輪では敵なしですが、2輪やカートのタイムを見ると

53秒3とか53秒2と言う数字があります。

52秒台に入れば間違いなくすべてのカテゴリーにおいて1番となります。

 

600psオーバーを目指すべくエンジンメイキングしていますが

スパ西浦の音量規制

走行騒音95dbをクリアして、最速を獲ってから筑波に行くのか

それとも4輪最速で良しとして筑波に的を絞るのか・・・。

 

ちなみに走行騒音95dbはかなり静かじゃないと無理です。

ロータスエキシージのノーマル車両が走っていましたが

103dbで黒旗振られていました。

 

R35-GT-Rのノーマル車両でも、ちょっと触媒が経たっていると

97~98dbの走行騒音になります。

 

騒音を抑えて、ベストタイムを狙うのは

口で言う程簡単ではありません。

だからやりがいがあるのですが、エンジンへの負担を考えると

筑波に的を絞って行った方が、エンジンの寿命=アタックの本数は増えるんです。

 

2年かけてじっくり考えます。