GRF インプレッサ マニュアル載せ替え後のコンピューター周りの対策

走行は出来るものの色んなチェックランプが点灯してしまった

マニュアルミッション換装中のGRF インプレッサですが

セルスタートできなかったのは、ボディーコントロールユニットが原因ではなく

こいつが原因でした。

そう、バイパーのセキュリティー・・・。

 

整備書のリレー回路ではなくバイパーを組み込んだ回路に組み替えられていて

あるべき場所にあるべき配線やリレーが無い・・・と言う状態でした。

 

セキュリティー屋さんとしてはとにかく純正配線にうまく紛れ込ませることが出来るか?が

腕の見せ所なのかもしれませんが

MT換装に伴ってセルスタートの仕組みを変えなければいけない自分らにとっては

バイパーなんか〇〇喰らえ!(一部発禁用語)

と言う感じでした。

 

ヒューズボックス裏の配線をバイパー越しにMT仕様に組み替えて

MT車両には必要のないリレーは取り外し

セルスタートのスターティングリレーの動く順番を組み替えます。

 

同時に

ECUにはインヒビタスイッチからの信号ではなく

マニュアルミッションからのシフトポジション信号を入力して

セルスタートの仕組みそのものをAT仕様からMT仕様に組み替えてしまいます。

これでECUをAT用からMT用に書き換えてもセルが回らないという現象を防げます。

 

無事にセルスタート&エンジン始動を確認したら今度は

ECUの基盤に直接アプローチして、車両情報すべてを読み込みます。

これでイモビライザーとの通信情報もバックアップ出来るので

データーをMT用に書き換えても意味美情報だけは現車の情報を残す事が出来ます。

 

そしてMT仕様のデーターを

書き込み!

MT仕様と言っても日本にはGRFのマニュアルモデルは無いので

海外輸出仕様のECUデーターを書き込むことでMT仕様にします。

 

当然海外との仕様ではECUデーターに相違がある部分が出てくるので

そこはOBDポートから随時書き換えて対応して行きます。

 

ECUをMT化する前は

エンジンのダイアグコードとしてCAN通信エラーとABS/VDC異常のコードがあったのですが

ECUをMT化する事で

エンジンのダイアグコードは無くなりました。

これでECU側のCAN通信エラーはなくなりました。

 

っが逆にブレーキコントロール側に3個のダイアグコード・・・。

ECUをMT仕様に書き換えた結果として

VDC/ABSユニット(AT車両用)とECU(MT)で仕様が違うと言われてしまいました。

 

今時のクルマはこの辺りまでしっかり見張っています・・・。

 

だとしてもECU側のCAN通信エラーが消えた事は大きな進歩だと思います。

もうちょっと頭を使ってVDC/ABSユニット間のエラーもなんとかクリアしたいですね。