R35 GT-R エンジンが切れない!と言う症状 修理完了

エンジンを掛けたら最後、スタートボタンを押しても押してもエンジンが切れない!

と言う

こちらのR35 GT-R

ディーラーに相談するもの、当店では修理できません・・・。

と匙を投げられてしまったそうです。

 

エンジンが掛からないってのは過去に何件かあったけど

切れない!ってのは今回が初めてです。

 

スタートスイッチから始まり、色々な部分の導通確認や絶縁確認をしながら

一個ずつ調べて行くしか方法がありません。

ディーラーさんが一番嫌がる仕事ですね。

 

っでお預かりしてから約3週間後、ようやくトラブル箇所の特定が出来たので

部品を発注すると

「9月20日入荷です。」

っとかなり長めの納期を言われましたが、部品が無い事には何ともならないので

そのままオーダーを入れて置いたら、数日後に入荷しました。

まあ、遅れるよりかは良いけど・・・。

 

部品を交換し無事エンジンが切れるようになったので

他の部分に不具合が及んでいないか試運転を行うと何となく遅い。

 

オーナーに相談するとすでに他店でECUチューン済との事

現状把握も兼ねてパワーチェックを行って見ると

ブーストの立ち上がりがかなり遅れています。

赤いグラフがノーマルR35のブースト推移でオレンジ色が今回入庫時のブーストです。

ECUチューンはされている物の、マフラーやキャタライザーはノーマルで

エアクリーナーやサクションも変更されていないので

ここまでブーストの立ち上がりが遅れるのはなにかがありますね。

 

3000rpmではブーストが0.6kぐらいまでしか上がらず、この辺りのブーストの低さが

乗った時に感じた 遅い! と言う感覚を生み出していたようです。

 

ECUを書き換えて、リセッティングしてみたものの

ブーストの立ち上がりはあまり変化せず(ブルーのグラフ)

最大パワーは546psが606psに上昇しましたが、最大トルクが81k弱にとどまり

R35らしい加速が出来ない状況です。

 

タービン周りのトラブルなのか、アクチュエーターの作動不良?

はたまたキャタライザーの詰まりなどが影響しているのか??

考えられる要因はいくつかありますが、今回はひとまずECUのリセッティングが終わった段階で

タイヤのひび割れや

パンクが見つかり

タイヤ4本を新品にする必要が出てきたので、トラブルシュートや対策は後日となりました。

 

タイヤは

今回はコスパと乗り心地の確保を兼ねてRE070R R2を選んでみました。

 

同時に空気圧センサーもすべて新品に交換し

まずは一度納車させて頂きます。