なんの前触れもなく、いきなりクラッチペダルがスコっと入って行って
二度と戻らなくなったZ34
電話で話を聞いて
「間違いなくCSCがパンクしたね~」
入庫後早々にミッションを降ろして
ベルハウジング内を見てみると
居た 居た
諸悪の根源が!
今回はエアーを噛んだとか言う、なまっちょろい故障では無く
クラッチフルードの栓が抜けてました。
クラッチフルードがベルハウジングの中でブシャ~ってなってました。
クラッチフルードを頻繁に交換して、
エア抜きをしっかりすれば大丈夫!と言う考え方のお店も有るようですが
この栓が抜けちゃったら元も子もないですよ・・・
ムカついたので、CSC自体をバラして見ましたが
造りがショボい
ここもあそこもプラスチックでカップシールの接触面だけ金属?
「Z34のCSCと作動が同じ直動式のレリーズシステムはF1などにも使われているから、悪い物では無い!」
と言う人がいますが、このクオリティーはF1には使われていないと思います。
元々はマーチ用の流用だけあって、フルード容量とか熱吸収とかは
Z34のそれに、まったく追いついていないように思われます。
F1用では無いにしてもAPレーシングとかチルトンとかが造っているダイレクトレリーズと比べれば
どれだけ造りがショボいのかよく分かりますよ。
なので
撤去!
プシャーって巻き散らされたクラッチフルードで
ベッチョベッチョになった純正クラッチ&フライホイールは
ATSさんのスーパーブレードクラッチに替えて、レリーズシリンダーはベルハウジングの外に新設!
CSC(コンセントリック スレーブ シリンダー)と言う機構自体を無くします。
他のZ34でもすでに施工済みですが、トラブルもなく走っています。
とあるお店さんではATSの、このレリーズシリンダーをベルハウジング外に新設する
Z33HR&Z34用クラッチをボロクソに言っていますが
未だにトラブル続きのこのCSCを引き続き使い続ける方がボロクソかと・・・
クラッチが入庫したら、続きの作業 再開です。