SE3P RX-8 実走行&ダイナパックセッティング完成

ここまで長かった~

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SE3P RX-8 トラストボルトオンターボのリセッティング

 

一度はダイナでの全開域セッティングは終わっていたものの

機械的に壊れていた部分があったので、その部分のトラブルシュートから始まり

エアフロ押し込みによるキャリブレーションと実走での確認

そして、最後にダイナパックでの全開域のズレを再確認します。

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ブーストLO HI いずれも問題無し!

300psをオーバーしていくと、そこそこ速いですよ。

T620Zと言う比較的大きめのタービンですが、下からビュンっと回ります。

そもそもブーストは0.4k強なのでラグと言うラグも無く、踏めば即加速して行きます。

 

セッティングは

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純正CPUで書き替える部分とアルティメイトを使って補正する部分の二刀流

純正オンリーだと、3種類あるインジェクターの噴き出しポイントや

それぞれのインジェクターの独立制御が出来ず

3本合計での目標空燃比マップでの制御になってしまいます。

 

回転は高いけど負荷が少ない領域

回転は低いけど負荷が高いポイントが

純正CPUオンリーだとどちらかを優先しなければいけなくなってしまいます。

アルティメイトは負荷軸が圧力なので、ブーストが掛かり始める所からのみの制御等色々と便利です。

 

プライマリー1インジェクター

セカンダリーインジェクター

そしてプライマリー2インジェクターの3種類のインジェクターを独立して補正出来る所もありがたく

3つもある吸気バイパスバルブの色々な開き方に対応する事が可能になります。

 

ダイナから降ろして、再度実走確認を行いましたが

前回のようにアクセルを踏み込んだ瞬間A/Fがいきなり濃くなることもなく

スムーズなA/F推移になりました。

 

これにてCPU関連のセッティングは完了となります。

同時依頼されているアライメント調整を行って、納車となります。

 

今回の一連のセッティングで、

トラストのターボキットを装着したSE3P RX-8について

かなりの知識と技術が身に付きました。

 

エアフロはターボキットのアダプターにポンと装着するのではなく

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押し込み式にした方がアクセルレスポンスも良く、アフターファイアーがパンパンなる事も少なくなります。

 

キチンとセッティングの取れたボルトオンターボ仕様のRX-8は

レスポンスとパワー感のバランスが良く

もともとの足回りの良さと相まって、乗っていて非常に楽しいです!

 

セッティングの取れていないRX-8のターボ仕様にお乗りの方

特に青マネージ仕様の初期のターボキットを装着されている方

アルティメイト&エアフロ押し込みでびっくりするぐらい快適になりますよ。

お気軽にお問い合わせください。