デモカーR35 GT-R HKS製GT900タービンにて938psを発揮

試作された

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このフルタービンキットでは

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ブーストの立ち上がりが悪く、なおかつ最大ブーストも上がらないと言う症状に悩まされ

パワー的にも全くNGだった デモカーのR35 GT-R

トラブルシュートしている時間が無いので、タービンをHKSのGT900に変更して

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R35専用タイヤのテストに間に合わせるべく、急ピッチで作業を進めていました。

ただ、GT900の標準キットだと、サクションの径がイマイチどころかイマサンぐらいだったので

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Φ80にて、新規作製

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HKS的にはセッティングはVPROで行うのでサクションの径はあまり考えていないそうで・・・

「レーシングサクションとGT1000用のエアフロアダプターを併用してもらえれば

エアフロサイズはΦ70になりますよ」

と言われたので

「Φ70だと800psぐらいで張り付くよ」

って答えたら

「・・・」

 

気を取り直して

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クルマをダイナパックに載せ、簡易的なブローバイキャッチタンクを装着し

いざフルブーストセッティング!

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940ps弱 トルクは137kまで出てしまいました。

悔しいけどGT900タービン、優秀です。

青いグラフは以前使用していたGTX3067Rタービンでのパワー&トルクですが

4000rpmでトルクもパワーも追い抜いてしまい、その後のパワーの維持率が非常に良いです。

4000rpm強で800psを超えその後トップエンドまでパワーを維持します。

 

逆に3000rpmから3500rpm付近はGTX3067Rの方がトルク感が強い感じですね。

 

今回の出力でΦ80のエアフロアダプター使用時MAXで5V出力

SARDの900ccインジェクターは6800rpmで102%の吐出率でしたので

燃料系、制御系共に使い切った感じです。

 

アテーサに熱が入ると、4WDのままではジャダーが大きくなりパワーチェックが出来なくなるので

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途中からはフロント出力はダイナに入力せず、空回しする感じでセッティングを進め

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ブーストをHI MID LOの3種類に設定

 

一番上のグラフが4WDにてパワーチェックした時で

上から2番目が同じブーストでフロントのパワーとトルクを捨ててパワーチェックしたときの数字です。

100psぐらいをフロントが受け持っていることが分かります。

割合にすると11%ほど捨てる感じですね。

 

緑はブーストMIDでおおよそ1.7kほど、青はブーストLOで1.4kほど

それぞれリアのみで800ps&730psぐらいなので、割合計算すると888psと810ps前後でしょうか。

 

サーキットでのタイムアタックはLOモードで十分かと思います。

っと言うか、LOモードじゃないとミッションがバラバラになるかな・・・

 

さて、ダイナから降ろして夜な夜な実走に出撃です。