ダイナパックでのパワーチェックと高負荷後の圧縮テストの終わったアリストは
実走行でのセッティングへ
各種モニター、テンコ盛り状態
ダイナパックでパワーチェック出来るのはあくまで高負荷域の全開時
ハーフアクセルや回転固定はMTであれば比較的容易にセッティング出来ますが
この時代のAT車両は勝手にキックダウンやシフトアップしてしまうので
あくまで実走行での詰めが必要になります。
特にキックダウン時のフィーリングや
アクセルをあまり踏んでいない巡航時のフィーリングは実走行でしかできませんからね
色々なモニターからの情報とログデーターを頼りに
何度も何度も走って、データーを調整して行きます。
そんな中、気になったのが入庫時から点灯しているARSと言う警告灯
調べるとアクティブ リア ステアの略の様で、V300にだけ装着された4WSのようです。
診断機でエラーコードを見ると
ヨーレートの数値がおかしいとの事
入力値を見てみると
-61.5
資料にて基準値を調べてみると
あ~、常時振り切ってるんですね・・・
他店にて電動スロットルを機械式に変更した際から点灯していると言うTRC・OFF VSC ARCの3つの警告灯は
どうやらTRC機能をキャンセルする事でVSCがエラーを起し、
VSCユニットからヨーレートの数値を受け取るはずのARSユニットも連動してエラーを起すようですね。
調べてみるとTOMSさんから、このARSをキャンセルするロッドが出ているようです。
日産車ではハイキャスのキャンセルは定番ですが、アリストのV300ではどうなんでしょう。
動いていないならキャンセルして、がっちり固定したほうが良いような気もしますが・・・