HCR32@RB25DET パワーFCセッティング

RB25DETエンジンを載せて、エアフロをR35に変更した上でのリセッティングとなる

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HCR32 スカイライン

燃料ポンプは社外の大容量タイプながらインジェクターはECR33の純正380cc

タービンもECR33の前期メタルタービンです。

これをパワーFCにて制御して行きます。

 

パワーを上げると言うよりも、壊れないためのリセッティングと言う事で

まずはブーストの確認

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青いグラフが入庫時のブースト推移ですが、

ブーストコントローラーのオフセット値が少なすぎたようで(HKSのEVCⅢ)

勝手にブーストが上がってしまい、結果ブーストリミッターに当たって

4500rpm付近でブーストが落とされるような制御になっていました。

 

データーをオールリセットして、初期ブースト、設定ブースト、オフセットを設定し直したのが

赤、緑、オレンジのグラフ

純正タービンに良くある症状で4500rpm以降でブーストがジワジワ上がってゆきますが

純正メタルタービンの寿命を考えたブースト1.0kは超えないように出来ました。

 

燃圧を調整しながら、純正インジェクターの噴射率を確認すると

イニシャル燃圧3.0k、ブースト0.9kの6500rpmで100%の全噴射 A/F11.2前後

何とか足りましたが、これ以上はインジェクターの大容量化が必要かと・・・

(燃圧もやみくもに上げたくないですしね)

 

パワー的には

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HIブースト時371ps トルク50.9kです。

青いグラフは入庫時のブースト+エアフロだけR35のデーターに替えて

あとはパワーFCの吊るしデーターでパワーチェックした時の物です。

ブーストが高いのでトルクは出ていますが、A/Fが13台で危険な領域でした。

 

立ち上がり時のA/Fは濃くしてトルクフルな加速

高回転のA/Fは薄くして、スパっと回るようにしてあります。