ヘッドガスケットを交換したER34は、
暖気が終わってもアイドリングが1500rpm以下にならないと言う症状でしたが
AACバルブを
交換した所、無事アイドリング制御が出来るようになりました。
めでたく、次工程のダイナパックでのセッティングへ移行
R35エアフロをパワーFCにて制御してゆきますが
過去にも同じような仕様を何度も制作しているので、基本データーには事欠きません。
調整式の燃圧レギュレーターも導入したので、イニシャルで燃圧を合わせて
ブーストに追従できるかをチェック
ピンクが燃圧でオレンジがブーストですが、高回転でタレぎみですね。
A/F的には薄すぎることは無いので、何とかなりますが
大容量インジェクターに交換して、ポンプの容量が少々負け気味になっている証拠です。
ブーストもHKSの古いタイプのEVC(EVC4)の為、安定した制御が出来ません。
HKS製のブーストコントローラーを使うのであればEVC5以降じゃないとダメですね。
ブーストの立ち上がりと高回転の安定のツジツマが合う場所に無理やり探して
お次はバルタイのセッティング
IN側のNVCSはパワーFCにて、EXは調整式のスプロケットにて設定してゆきます。
自分で勧めておいて難ですが、EXのスラカムはやっぱり亀有製が楽・・・
HKSはクランク各センサーのホルダーまで取らないと調整できません。
色々な組み合わせから、ベストな方向性を導き出して
今回はIN バルタイ5000カット EXバルタイー6度に落ち着きました。
ハイカムは組み込んでいないので、大幅な変更は必要ありませんでした。
ここまで来れば後はログを確認しながらパワーを上げるだけ!
ブーストHIでMAX 1.27k
LOでMAX 1.04k
最新のブーコンを使えば
(と言うかEVC4以外のブーコンであれば良いと思うのですが・・・)
高回転のタレや立ち上がりのダルさを無くすことが出来るので、
もう少しメリハリのあるグラフにできると思うのですが
パワー的には435ps トルク63.7k
GT2530KAIタービンとノーマルカムエンジンの組み合わせなので、まあまあの出来かと思います。