本日は我らが地元、愛知県岡崎市の
花火大会です。
夕方ともなりますと、近隣の道路が大変混雑しますので
本日16時以降のご来店や作業依頼はお断りさせて頂いていました。
当然ですが、当日16時以降の予約のない来訪もお断りする事になりますので
どうぞまた、来週以降に予約をした上でご来店いただければと思います。
新社屋になりまして、ここの所、いきなり突撃訪問される方が数名いらっしゃいました。
申し訳ありませんが弊社は少数精鋭で超タイトなスケジュールを熟していますので
アポなしの突撃訪問をご遠慮して頂いております。
その事を申し上げますと、ムッとして帰って行かれる方もいらっしゃるのですが
予めこのようにHP内で告知しております事ですので・・・。
さて埼玉県大宮ナンバーのこのNSX
エンジンからのオイル漏れを直した上で
継続車検に臨みたいと言うことでお預かりしたのですが
実際にエンジンを降ろして
各部をチェックして行きますと、すでに他店で交換したと言う各部の懸念が多く
結局エンジン単体にして、タイミングベルト周りや
タペットカバー裏を目視確認。
シール処理の仕方やその量に疑問が残る跡でしたので
この辺りも含めてすべてやり直しさせていただく事になりました。
あとはココですね
マインズさんのECUが装着されている事自体は問題ないのですが
ただでさえ熱に弱いNSX用ECUが何の対策も施されずにシャーシにボルト止めされています。
ここにも一工夫してあげる事でECU内のコンデンサーや
トランジスターの暴発を遅らせる事が出来ます。
27年間の営業で積み上げてきた
様々なノウハウと言う引き出しは結構沢山持ち合わせているつもりです。
数日前のブログで順調に組み上げが進んでいた2GRエンジンですが
左バンクの作業に突入した矢先にバルブガイドのガタを発見!
新品のガイドを打つためにはSSTが要りますが
純正品が届くのを待つのもナンセンスなので、自前で製作して
ガイドの突き出し量を確認しながら打ち込んで行きます。
っとその前にガタのあったガイドを抜かなければいけませんが
抜くにもSSTと技が必要です。
2カ所のバルブガイドを無事新品に打ち換えまして、ヘッドの組み付けを急ぎます。
エンジンを降ろしたり、降ろしたエンジンをOHして
リビルトする事も日常茶飯事の我々ビークルフィールド。
それらの作業に派手さはありません。
ただ黙って粛々と公差内に入るまで調整を繰り返し
その公差のなかでも出来るだけ他の個所との近似値が出るように努力する。
そんなメカニックたちが精魂込めて造り上げるクルマは
調律と言う意味でのチューニングが施された
真の意味でのチューニングカーなのかも知れません。
さて本日のnoteは昨日のnoteの
後編です。