訳あって、ヘッドだけでも助かってはいないだろうかと
分解点検を依頼されたブロー済1JZ-GTE
グリップ走行で鈴鹿を走った際にマフラーから白煙がモクモクになり
圧縮を測ったら6番がお亡くなりなっていたというE/Gです。
ヘッドを外してみると、まず現れたのが
ドロリンちょっと溶けてしまっている
6番ピストン
ここまで溶けていると当然ヘッド側も
強烈なデトネの跡が残っています。
セッティングが薄すぎたか、燃料ポンプ不良で吐出量が少なくなったか
いずれにしてもピストンが溶けてしまうような異常燃焼が起こってしまったエンジンですので
残念ながらブロックだけではなく、ヘッド側も現状のままでは使えません。
たまたま店頭に中古のIJZ-GTEが1台在庫してあったので
こちらもヘッドを分解してみました。
デトネの跡もなく、多少カーボンの蓄積はあるものの そのまま使用出来そうです。
今回はこちらのヘッドを使って、異音が発生しているJZX100マークⅡのエンジンを修理して行きます。