年が明けましたね。
いや~、去年末は色々とバタバタでブログがなかなか書けませんでした。
と言う事で、年末追憶 その4
「デフオイルの交換をしたら鉄片が出てきたので、リングギヤが欠けてしまったかも
早めに交換しないとマズいよね。」
っと言う事で入庫した
手前のレクサスIS350でしたが
デフケースを降ろして見るとマウントがお亡くなりでして
メンバーを降ろして改めて見ると左側は完全に逝ってます。
JZX100などは良くここと同じ部分のマウント交換しますが
IS350はサイズが違うので
新規でジグを造り直して
ようやく外れました。
ぽろ~んっ・・・。笑
新品のマウントがまだ供給されたので外したのとは逆の作業でマウントを組込みます。
メンバーとは別に
問題のデフケース。
開けてみるとリングギアには大きな欠けはなく
疑念の目はLSDそのものに向けられ
犯人確保
クスコのLSDは部品の単品供給があるので
必要部品を揃えて、入庫時とは仕様を変更して
LSDをセットアップ
入庫時のカム角度はヤメて
作用レスポンスが上がるカム角度を選択
クラッチプレートも
ロックトルクが上がる様にして組み込んであります。
そしてLSDのピニオンの破片でダメージを喰らった
リングギア側も新品を用意
入力側のプリロードや
バックラッシュを適正値にする為
歯当たりを見ながら何度も分解して組み上げてを繰り返します。
この作業をきちんとするショップは少ない様で
格安な工賃でLSDを組みますが、組込み後
「唸り音がする」
「アクセルOFFでガコって言う」
等々トラブルが続出します。
適正な数値で仕上げられたデフケースは
車体に再装着されますが、メンバーを一度外しているので
1G状態にしてから各部を適正トルクで締め上げます。
LSDプレートが新品なので500㎞ほど慣らし運転をして、本チャンオイルを入れたら完成です。