見た目にカワイイ
こちらのクルマ、ベースはFIAT500ですが
中身は別物!
サソリのマークが毒々しい、ABARTH595のcompです!!
今回はこちらの車両をECUチューンして行くのですが
ABARTH595は使われているECUの種類が多く
この車両にはBotchのME7シリーズが使われていました。
グレードによってはME17シリーズが使われている事もありますね。
ECUとの通信を確認したら
車両をダイナパックに載せて、まずはノーマルでの基礎体力を測ります。
カタログでは1.4Lのターボエンジンから180psが出力されるとなっているので
出力補正を一切かけずに測定した150~153psへの係数を逆算し
ノーマルでの出力が180psになる様に設定すると今回もTCFは1.2で回して行きます。
今回のセッティングのポイントは制限されたトルクをいかに解き放つか!?
マージンを多めに残したSTEP1(緑のグラフ)と
本来のトルクを十分に発揮さえたSTEP2(水色のグラフ)データーは
ノーマル(破線グラフ)に比べ圧倒的なトルク&パワーアップを果たしています。
特に3000rpm~5000rpmの間で大幅なトルクアップを果たしていますので
街乗りでよく使う領域での加速感はとんでもなく速くなっています!!
ECUの種類が同じであれば、このSTEP1とSTEP2データーは通販でもOKですので
ECUを取り外して当店まで送ってくだされば、書き換えたECUを送り返します。
そして今回の車両は現車合わせ仕様でしたので
もうひと踏ん張りセッティングを進めて
215ps トルクは37.1kまで上昇しました。
実走行ではもう笑いが止まりませんっ!
軽量ボディーに200psオーバーのエンジンは車体をグイグイ加速させ
あっという間に異次元の世界へと連れて行ってくれます。
後姿はこんなにかわいいのですが
抜かれたらあっという間に見えなくなるのかと・・・。