V6 エンジン横置きでけっして作業性が良いクルマではない
GGH20W アルファード ヴェルファイア
ただ、エンジン上部には結構なスペースがあって
スーパーチャージャー自体は結構自然なレイアウトで装着できます。
ベルトの取り回しは結構複雑になりますが
エンジンマウントなどを絶妙に避けて行きます。
アイドラプーリー等を巧みに使用して避けるべきとこは避けて
通さなければいけないプーリーは通していくところは、さすがKIT品
完成度はかなり高いと思います。
スーパーチャージャー本体が取りついてしまうと、あとはポンポンと作業が進み
インタークーラー周りが整えば、IG ONが可能となります。
そこで
フラッシュエディターにノーマルCPUデーターを読み込ませて
S/C用データーに書換え
今度は逆にフラッシュエディターからCPUへデーターを送信してエンジンスタート
各部の干渉やベルトのズレがないかを確認します。
問題がなければアッパーブリッジやグリルを再装着して
完成です。
ボンネットを開けないとS/Cの存在には気付けませんが
オフ会などで、何気なくボンネットを開けておけば
ん?
スーパーチャージャー取り付け車両じゃないですか~!!
となる事 間違いなし!
さて、お楽しみの試乗!
期待通りのパワーアップですね。
正確にはパワーアップと言うより、トルクアップがメインで
高回転でビュンビュン回るのではなく、
低中速から一気にトルクが立ち上がる感じです。
もちろんパワーチェックも行いましたよ
ピンクがブーストのグラフですが最大で0.4k弱ですね。
一番トルクが欲しい所に向かってブーストを立ち上げている感じでしょうか。
ノーマルとのビフォー アフターは
明らかな違いが出ました。
実用域のトルクは10k前後太くなり、
パワーも通常シフトアップポイント上限となる可能性の高い
5000rpm付近まではハッキリとしたパワーアップとなっています。
これでフラッシュエディターまで含めたキット価格が約30万円なら
正直かなり安いと思います。
高額なマフラーや触媒を交換してROMチューンしたところで
普段はあまり使わない高回転域がチョロっとパワーアップするだけなのが
今までのアルヴェルNAチューンでしたが、
今回のS/Cチューンはお手軽に本格的なパワーアップが
実用域で体感できるようになっています。
これはお勧めですよ!