FD3S RX-7 パワーFC低燃費&圧縮復元セッティング

最近知名度も上昇中のAEM

A/Fメーターも出しています。


第一号は、FD3Sに取り付けました。

そして暖機運転後のA/F

17.9 別にセンサーやメーターが壊れているわけではありません。

この数値にはエアポンプが関係していまして

汚い絵ですみません。

エアポンプからの空気は触媒に送られているだけではなくて
アクチュエーターやチェックバルブを介して、
エンジンのエキゾーストポートにも送らられています。
(その目的は排ガスの掃気だそうです。)
となると、実際にエンジンで燃焼したガスにフレッシュなエアーが混ざる結果となり、
その影響力が強いアイドリング領域では、混ざった酸素がそのままカウントされ
17.9とかいう、ディーゼルみたいなA/Fを表示するわけです。

エアポンプの動きを止めると、大体14.0~14.7付近になっていました。

と言うことは、FD3Sはアイドリング時のO2フィードバックはしていない・・・
正確に言うと、
エアポンプの影響の大きいアイドリング領域ではO2フィードバックが出来ない!
と言うことになります。

純正CPUでのフィードバック領域やフィードバック条件に関しては
ロータリー専門店さんのHPやブログを見てもらえば
詳しく書いてあるので、そちらを見てもらった方が分かりやすいと思います。


今回はパワーFCでのフィードバックについて少々

パワーFCでのフィードバックの条件は

コレ(もやもやして見難いときはクリックして拡大してください。)

燃料補正マップ上の数値が、この数値以下の場合にはフィードバックを行い
それ以外は行わないと言う設定です。

上のチェックボックスにチェックを入れると、
無条件にO2フィードバックを行なわなくなります。

1.046はマップ上では恐らく105と表示されるはず
(104かな?)

っで、アペックスが吊るしで準備するFD3S用の燃料マップから
105以下の数字が入った所を探してみました。

赤枠の部分が該当する模様
(もやもやして見難いときはクリックして拡大してください。)

赤いカーソルがあるのは、アイドリング時に読んでいるポイントで
O2フィードバックは行なっていません。

なるほどねー

この燃料補正マップの数字を104以下に設定し
薄くなった分を、燃料噴射マップでセッティングしなおせば
ある程度ブーストが掛かった部分や
3200rpm以降でのストイキ走行が可能になるって訳ですね。

ストイキでの走行は燃焼温度を上昇させることが出来
その結果、カーボン飛ばしによる圧縮の復元が可能なので
その範囲がある程度広がるのはメリットになりそうです。

広げすぎには百害あって一利なしだと思いますが・・・


今回のFD3SはAEMのA/F計用センサーを、純正O2センサー位置に装着し
純正O2センサーの入力端子に、
AEM A/F計からO2信号(0-1V)を入力させてみました。

試しにA/Fを14.7のストイキ状態にすると、
O2信号としては0.5Vを出力しましたので出力設定としては問題なし
このO2信号を元に、フィードバックを行い
ストイキ走行が可能なように設定しました。

A/F計の数値が14.7前後で走行するように心掛ければ
圧縮値も改善され、夢の燃費10Km/L台も可能なのかも・・・
(計算上は、ですけどね。)

パワーFCでの低燃費&圧縮復元セッティング
試してみたい人、いますか?