BRZ 86 スーパーチャージャー取付

デモカーの86は500psオーバーの為に色々な犠牲を払ってきました

・・・が、本来86やBRZはそう言う馬力で走らせるクルマじゃ無いんでしょうね。

HKSのスーパーチャージャー辺りをスマートにインストールして乗っているほうが費用対効果も高く

乗り味も素直で良いのかもしれません。

 

って事で、今回はBRZにHKSスーパーチャージャー取付の紹介

 

入庫したBRZはまずは現状での体力測定を行います。



吸気、エキマニ、マフラーが交換され
HKSのフラッシュエディターでのデーター書換えが
すでに行なわれている車両でしたが

大体200PS前後 ピークパワーはそれなりの数字ですが
中間域のトルクの落ちが少ないので、実走だと結構速く感じたと思います。

あっ この車両 ATです。

さて、ダイナから早々に降ろして、スーパーチャージャーを取り付けてゆきます。

養生をしたらバンパーや補機類を取り外し



コンプレッサーを装着

ここまでは順調でしたが、コンプレッサー用のオイルクーラーや
インタークーラーを付けようとしたら・・・

先行でオーナーが自ら取り付けたブリッツのラジエターが、でか過ぎて

そのままではインタークーラーもオイルクーラーも付かない!!

付かないなら付ける!

オイルクーラー

ステーを新設し、コアサポートを削って設置場所を確保

インタークーラー

こちらもステーを新設して、フロント側にオフセットさせ


何とか形になってきました。



HKSの公表が取り付け5時間
当店は標準で8時間の工賃をもらいますが
ステーの新設と各コアの移設だけで、1日過ぎました・・・。

ブリッツのラジエター・・・

厚いのは良いのですが、HKSのS/Cとは相性最悪です。

インタークーラーと

オイルクーラーを

オフセットして

なんとか、装着が形になったBRZ

トラストのターボキットとは違い、ブローオフバルブも付属されています。


フロントバンパーを戻して

ひとまず完了

ダイナパックのセッティング待ちが空くのを待って、再びダイナへ

机上の計算が、思った以上にドンピシャで

目標の250PSは簡単にクリア!
入庫時の202PS トルク23kから256PS 29.8kへとバージョンアップ

エンジンルームもバッチリチューニングカーっぽくなり

迫力満点

ただ、HKSのフラッシュエディターのA/F表示も純正CPUの表示と同じく、
どんなに濃くなっても11.4以下にはならないので
加給機を付けた車両でのセッティングには社外のA/F計は必須ですね。

ECUTEKでのセッティングの場合は、
純正A/Fセンサーの電流値をキャリブレーションし
A/F10.0付近までは測定出来るように設定し直していますが
HKSのフラッシュエディターにはその機能はありませんでした。

逆に言えば、加給機を付けたのに社外のA/F計を装着した跡がないクルマは
きちんとセッティングされていないという事になりますね。
多々、見かけますが・・・。

 

最近は300ps対応のNEWレイアウトのHKS S/Cが人気ですが

レイアウトの都合上、プーリー比を変更出来ないのがNEWレイアウトのデメリット

320~350psぐらいあるS/Cは下から上までビンビンに気持ちよく回るのですが

ここまでを目標とするなら逆に旧レイアウトを購入してプーリーを変更する方が得策でしょうね。