86に社外のタイロッドエンドを付けようと、
純正を外して、社外品をクルクルクっって、止まっちゃったよ!
どうにもこうにも、何ともならなくなりメーカーさんに物を送って診てもらうと
「お宅の技術の無さが噛み込みの原因です」
と言われて、
往復の送料まで代引きでシッカリと請求されて帰ってきたタイロッドエンド
こちらでも ちょこっと検証してみました。
まず、メーカー様が行なった検証・・・
これを
こうして、ハイ終わり。
切断した部分以降にはタイロッドは挿入できるので、製品上問題はないとの事
埒が明かないので、タイロッドを途中でぶった切って
こいつを縦割りに!
ん?メネジとオネジのクリアランスが少なすぎやしませんか?
まあ、それはもう少し後の方で・・・
マーキングして
タイロッドを取り外します。
挿入10mm付近で1発目の噛み込み跡があります。
ちなみに反対側は、10mmで噛み込んで
すぐに逆転させて無理やりタイロッドを外した結果
アルミ製タイロッドエンドのねじ山は、すべてやっつけられています。
それにしても、メネジの山の部分がやけにとがっていますね
ちなに今回のタイロッドエンドのピロボール側のメネジは
とがらずに台形になっていますよね。
これが正常です。
考えられる原因は、タップを切る時の下穴寸法が小さすぎる事。
タイロッドは
M14のピッチ1.5です。
“タップ 下穴寸法”
とググってもらえば、
規格上の正規の下穴寸法がいくつになるかはすぐに分かると思いますし
一般的にはネジ寸法からピッチ寸法を引いた数字が下穴寸法となります。
14-1.5=12.5
これが下穴の寸法です。
純正タイロッドの下穴寸法は
12.48mm もちろん問題ありません。
今回ゴミになったタイロッドのねじ山が崩れていない部分の下穴
足りてねーじゃん!
タイロッドは鉄、タイロッドエンドはアルミ
メネジの下穴が0.5mm以上小さければ、
鉄によって削られたアルミ粉が徐々にネジに噛み込んで行き
10mmほど進んだところでギブアップしても、当然だと思うのですが・・・
でもまあ、アレですから・・・
1本1本、タイロッドエンドを挿入して確認してるメーカー様なんで
不良品は出るはず無いんですよ。
うちの店の技術が足りないんですよ。(笑)
もちろん、純正タイロッドエンドは問題なくスルスルと組込みできました。
こんな品物を世の中に送り出していても、
筑波では有名になれちゃうってんだから、チューニングショップは面白い!