公認車検とリセッティングにて入庫していただいた
こちらのZN6 86
車検準備中にもいろいろと すったもんだ がありましたが
足回りの公認取得にも予想以上の時間が掛かりました。
社外のリアロアアームが装着されており、強度検討書も付いてきたので
これなら楽勝だな
なんて気楽に考えていたのですが、いざその強度検討書を基準に
改造概要通知書の申請をすると
「この強度検討書では、強度がある事の証明にはなりません。」
っと、陸運局に突き返されてしまいました・・・。
へっ?どういう事??
詳しく話を聞くと、この製品が壊れ始めるポイントとなる降伏点の記載等がなされておらず
クスコさんの強度検討書のように、純正品と比較した強度の証明も行われていないので
「この書類ではなにも証明できない」
との事でした。
製品に添付されていたのは、強度未検討書類だったわけですね~
そんな事あるんだ
メーカーに相談すると、担当者がいないだとか
車検に落ちるはずがないとか、概要的な返答のみで
肝心の強度検討書類に未記入だった降伏点の数字は教えてもらえませんでした。
対象的に陸運局側の担当者は非常に丁寧に対応してくださり
この強度検討書で公認を認可した事例が過去に一件、奈良県の陸運局で認められたということで
どういう内容になっていたかを調べて下さったのですが
不思議なことに、肝心の数字の部分は?なまま認可されていたようです。
まぁ、添付書類がダメなら自分たちで計算し直すまでです。
陸運局の改造担当の方も親身になって対応してくださり
無事、審査合格
上に映っている強度検討書は正確には強度未検討書になります。(笑)
車検が終わると今度はセッティング
すでに他店で現車セッティング済みの車両のはずですが
書き換え回数を見るとなんと5回
最初の1回はブリッツさんがデーターインストールした時なので
差し引き4回でセッティングを決めたことになります。
自分はそんな天才ではないので
納得のいくデーターになるまで40回以上の書き換えが必要でした。
結果は
tcf1.0表記で入庫時240psだったものが281ps トルクは28.4→34.2kまでパワーアップ
tcf1.2での測定時は
こんな感じのビフォーアフターになりました。
実走行では上級者向きの
ハイレスポンス リニアスロットルをテスト
かなりいい感じに車を加速、減速させることが出来ますが
ノーマルのかったるいアクセルフィールに慣れてしまっている人には少々過激かもしれません。
白黒
2台の86を連チャンで修理&リセッティングしましたが
ちゃんとした仕事をしないメーカー、ショップがこれほど多いことに驚かされました。
ターボやS/Cを付けたけど なんとなく遅い とか なんかギクシャクする・・・
でも、装着したショップに相談しても
「チューニングカーはこんなもんだよ」
と相手にしてくれない。
そんなときは、そのショップには見切りを付ける良い機会かもしれませんね。