継続車検にて入庫していただいた逆輸入車のZ31 フェアレディーZ アニバーサリーモデル
車検は難なく合格したので、付随作業として依頼された
デジタルメーター内の
SENSORインジケーターの点灯の原因追及と消灯に取り掛かりました。
ユーザーマニュアルには
1984年の文字があり、車体のコーションプレートにも1984年モデルの印字があります。
年式以外にもUSA仕様やカナダ仕様、カリフォルニア仕様などがあり
装備されているセンサーがあったり、なかったり・・・
カリフォルニア仕様には排気温度センサーがあるようですが
車体を確認すると触媒周りに挿さっているセンサーはなかったので
排気温度センサーが原因ではなさそうです。
ユーザーマニュアルにはエキゾーストガスセンサーと言う表記がされているので
残るはO2センサー
O2センサーからの出力値を直接確認してみると
0-1Vの間でウロウロしなければ行けないのが、0Vに張り付いたり色々と怪しい動きをしていたので
ひとまず、O2センサーを新品に交換。
チェックランプを消すためにバッテリーのマイナスを外してしばらく放置後、再接続
チェックランプは・・・
消えず!
配線が断線しているのかと、O2センサーの配線とグランドを導通チェックするも、異常なし。
O2センサーからの出力値は0.2~0.7V辺りをウロウロしているので
後付けのA/Fメーターの数値から予想するO2出力値ともおおよそ一致しています。
ん~ なんだろ、チェックランプ消灯の為の特別な儀式がありそうです。
1984年版の輸出仕様の整備書を読み進んでも特にこれと言った表記がないので
1985年版の整備書を見てみると
O2センサーコントローラーなるものが存在し
30000マイル、60000マイル、90000マイルでこのセンサーインジケーターを点灯させる
と言う表記を発見
更に、O2センサーを交換したら、リセットボタンを押す!
とも書かれており、思わず
「これだー!」
と叫んでみるものの
車体側には該当するリセットボタンがありません orz
整備書の下の方に書き加えられている表記を訳してみたら
「カナダ仕様にはこのスイッチは無いので、O2センサーを交換したら
特定のカプラーを外しなさい」
との事
該当部分を分解し、そのカプラーを外したら
見事にインジケーター消灯
ふう、英語をもう少しまじめに勉強しておけばよかった・・・。