ダイナパックでのセッティングや実走行でのフィードバック設定も完了した
パルサー GTI-Rですがこれからの季節で一番大切な
エアコン修理が残っています。
前回、回路図を見ながらコンプレッサー周りの故障ではないことはわかっていたので
今度はこの回路図の
どこで回路が切れているのかを見つけて行きます。
ECU41番から出た配線はプレッシャーセンサーに入るので
この配線を直結してみて、コンプレッサーが回るかどうかを見てみますが
残念ながら?回りません。
そうなると、今度はプレッシャーセンサーからエアコンSWまでの導通を調べて
サーモアンプでの断線を判断します。
テスターを使って抵抗値を計ると、なぜかOL・・・
やはりサーモアンプが悪さをしている見たいですが、車台番号からサーモアンプを調べると
サーモアンプは無い!と言われます。
この情報を鵜呑みにしてエアコンSW側の導通も確認しましたが特に問題はなく
やはりサーモアンプがトラブルの根源の様なので
グローブボックスをバラして探してみると普通にサーモアンプ、いらっしゃいました。
日産はサーモアンプと呼ぶようですが、簡単に言えばはエボパレーターの温度計で
一般的にはサーミスタって言うことが多いと思います。
よく見ると、ここのカプラーが抜けてしまっていました・・・。
奥まで差し込んでAC SWをONにすると
ガチっと言う音とともにエアコンコンプレッサーのマグネットクラッチがONになり
吹き出し口からは冷たい風が出てきました。
分かってしまえば、カプラーの差し込み不良と言う結果でしたが
ここに来るまでには結構時間が掛かりました。
ちなみに車台番号からサーモアンプが見つからなかったのは
エアコンがディーラーオプションで装着された車両のようで
メーカーからラインオフされたときにはエアコンが付いていなかったからではないかと・・・