ハイカムの組込みが終わり、カムクリアランスの測定までは終わていたRNN14 パルサーですが
調整用のシムが廃版・全滅だったりロッカーアームが1個13万円したりと
なかなかカムクリアランスの調整に入れませんでした。
最終的にはピボット側のシムを新規で作製し、削りながらクリアランスを調整
何㎜削る必要があるかリストに書いて、1個ずつシコシコ研磨しては測定・・・の繰り返し。
いつも書きますが、良いエンジンを造れるかどうかは地味な作業をどこまで突き詰めれるかに掛かってます。
セッティングもそうです。イメージ的には華やかかもしれませんが
どれでけ妥協なく、イメージ通りになるまでデーターを試せるかで出来が変わってきます。
カムクリアランスがすべて規定値通りに収まった
SR20DETのカム周りです。
見た目には分かりませんが、ブーストの掛かっていない領域やブーストの掛かり始めのレスポンスは
調整していないエンジンに比べれば、明らかに違いが分かります。
各遮熱板を耐熱シルバーで塗り直し
ターボパイプの遮熱布を貼り直して、ちょっとしたお化粧直しを行い
ヘッドカバーを装着したらエンジン側の基本作業は完成です。
スタンドから降ろしクラッチを組んだら、ミッションを装着し
いよいよエンジン&ミッションの車載です。