前回、ミッションのバージョンアップを行ったR35 GT-Rは
今度は
エンジン側の作業を開始し、プラグや
インジェクターを交換します。
インジェクターはカプラーを変更しないといけないのですが
ハーネスの長さがギリギリで少しでもミスると、やり直しのマージンは無くなるので
少々緊張感を持って作業しないといけません。
それが6か所×2本で 12本・・・。 もちろんミスった事はありませんよ(笑)
エアクリーナーとサクションも
社外品に交換しましたが、今後のパワーアップも考慮して
エアフロ径はΦ80を選択しました。
作業が終わったら
ダイナパックに載せて現車合わせセッティングを開始します。
R35も初期型は既に10年近くの時間が経っているので、ノーマルに近い車両でも
燃料ポンプやエアフロの出力データーに個体差が出てきています。
データーをインストールしてハイ終わり!と言うチューニングでは不具合がでる可能性が高くなっています。
まして、エアフロ口径やインジェクターを交換した場合はそのクルマに合わせたセッティングが必要になります。
今回も机上で計算したデーターでは目標空燃比と実際の空燃比が合わなかったので
何回かダイナパックを回してズレ分を補正してあげる必要がありました。
ブーストコントロールにて最低は0.75k 最大は1.4kに設定し
最高出力640ps 最大トルク93.9kほどに収まりました。
ただ、何回かフルブーストでダイナパックを回すと
ホースバンドをきちんと締めておいたホースが抜けかけてきます。
ホースに抜け癖が付いているのかもしれないので、新品のホースに交換した方が無難です。
更に、ダイナパックを装着する際に外したタイヤ&ホイールを見てみると
結構な勢いで内側が減ってしまっています。
タイヤもそろそろ交換を検討した方が良さそうです。