昨日行った、ダイナパックのR35対策の時
純正AFセンサーがお亡くなりになった疑惑だったデモカーR35
新品センサーを取り寄せて
交換しました。
右バンクは比較的簡単ですが、左バンクはなかなか手の入りにくい場所にあるので
AFセンサーレンチと首振りエクステンションを組み合わせて知恵の輪状態でした・・・。
しかもリフトには載せずにダイナパックに後輪を載せたまま
ガレージジャッキのみで作業したので、首や腕がツりそうに・・・。
交換後早速A/Fを図りながらパワーチェックしてみると
治りました。
赤い細い線がA/Fセンサー交換前
緑と赤の重なった2本がA/Fセンサー交換後のパワーチェック2本です。
ECUデーターは一切変更せずにA/Fセンサーの交換でこれだけ空燃比が変わります。
全域補正はやはり諸刃の剣ですね・・・。
A/Fセンサーが壊れてしまえば いとも簡単にこれだけ空燃比がズレてしまう訳です。
今回はたまたま濃くなる方向に壊れましたが、薄くなる方向に壊れればエンジンブローに直結します。
今回は純正A/Fセンサーとは別に社外のA/Fセンサーをそれぞれのバンクに装着しているので
バンク1.2の空燃比をそれぞれグラフ化して見ました。
ECUのログ上では
4000RPM付近のA/Fは11.6付近となっていますが、実測値は10.6前後と1ほどの差があります。
この辺りの差を考えてセッティングするともう少しパワーが稼げそうですね。
っで、リセッティングして見ました。。
赤い細い線が前回セッティング時のグラフです。
最大パワーはほぼ変わりませんが、トルクが5kほど増えて142.6kへ
しかもトルクの立ち上がりが早くなり有効パワーバンドが少し増えました。
ん~、これは結構いい結果になりましたね。
4.1L+GT1000仕様のR35とも比較してみました。
最大パワーや最大トルクではボロ負けですが、立ち上がり付近では結構迫っているのではないかと。
こちらは3.8Lのままですからね。
意外な副産物を得て
ダイナパックのR35対策から始まったA/Fセンサー修理&リセッティングは終了です。