先日、ダイナパックに載せたR35 MY08モデルのセッティングを行いました。
今回はエンジンがノーマルの為
ブーストをかなり控えめにしています。
ノーマルタービン時は最大1.48kまで掛けていましたが、今回は最大で1.08kです。
また純正のアクチュエーターのスプリングも個体差的に少し弱いようで
ポペットバルブの保持力が少なく、タービンを通過する排圧の力でポペットバルブが開き気味な感じです。
その為、排気エネルギーが若干バイパスされてしまい
ブーストの掛かり始めも高回転寄りになっています。
純正タービン ブーストアップ時と比較するとこんな感じの違いになりますが
5000rpm以上のパワー感はレブリミットまで継続されます。
実際に乗って実走によるセッティングも行いましたが、RB26搭載のGT-Rの加速感に似ていました。
4000rpmを超えたあたりから一気にパワー感が出てきて、そのまま一気にレブリミットまで回る感じです。
パワー的には680ps弱ですが、乗って見ると数字以上の加速感を体感できます。
タービンその物のポテンシャルとしては
800psオーバーが可能なので、今後エンジンの内部強化&ハイカムの導入を行い
社外のブーストコントローラーや強化アクチュエーターで
ポペットバルブの保持力を強化し、このタービンの実力を出し切る方向に進めて行きたいと思います。
ひとまず今回は
ゴールデンウィーク中に乗りたいと言う事でしたので、納車させて頂きます。
MY08を納車したら
今度はMY07 GT-Rです。
入庫する度にボディーが艶々ピカピカになっている、07モデルとは思えないほどキレイなR35は
夏に向けての予防整備を始めて行きます。