R35 MY13のスパ西浦走行音量対策後のリセッティングが終わり
今度はR35 MY08モデルのタービン交換が始まっています。
先回、ブーストアップセッティングを行った車両ではありますが
やはりパワーには慣れてしまう様で、もう少し上乗せする事になりました。
今回はエンジン内部には手を入れず
純正交換タイプの
ボールベアリングハイフロータービンへ交換します。
タービン交換だけと言っても
エンジンを車両から降ろす必要があるのがVR38エンジン。
同時に
HKSのサージタンクを使って、ツインインジェクター仕様に変更します。
ボールベアリングタービンを使うと
ノーマルタービンへのオイル供給量ではタービンの中でオーバーフローしてしまい
アクセルOFF時などにマフラーから白煙を吹いてしまいます。
その為、オリフィスなどでオイルの供給量を制限するのですが
それだけでは制限しきれないのもVR38の特徴です。
タービンの装着位置の関係でタービンから落ちてきたオイルを
スカベンジポンプで吸っているのですが
エンジン回転数が低いときはオイルの吸い込み量も少なく
アクセルをオフにした瞬間、余剰分のオイルがタービンホイールへ漏れ出し
毎回、タービンブローしたか?と疑う程の白煙が排出されます。
この現象が原因で、純正形状タイプのボールベアリングタービンの使用を
断念したR35オーナーも多いと思いますが
ターボスマート製のオイルプレッシャーレギュレーターを使用して
タービンへ供給される油圧そのものをコントロールしてあげることで解決します。
とは言っても
レギュレターを配管する為にはワンオフでオイルブロックを作製したり
戻り配管のニップルを新設したりする必要があるので、それなりのノウハウは必要です。
エンジン側は
だいぶ完成に近づいたので
サクションパイプの入り口を
タービンに合わせて拡大したり、インタークーラーを交換する作業に移行して行きます。