ダイナパックのR35対策

ダイナパックでR35のセッティングやパワーチェックをする際

個体差によってフロントトルクが変動してアテーサが介入を繰り返してしまい

結果激しいジャダーが出てしまう車両があります。

 

当店のデモカーがまさにそれで・・・

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ミッションが冷えている時は比較的ジャダーは出にくいのですが

温まって来ると100%の確率で激しいジャダーが起こります。

ランボルギーニのガヤルド等の4WD車両でも同じ症状が出るようですね。

 

最終的にはフロントのダイナパックのワイヤリングを外し

リアのみに負荷を掛けてセッティングするのですが、フロント分のパワーが計測出来ないので

馬力としては4WD測定の時より10~15%ほど少なくなってしまうのがデメリット・・・

 

 

 

どうにかならないかなー・・・と思っていると

ダイナパックジャパンのジョン氏から

「アサ~ダさん、R35をPowerCheckするのに便利なパーツ、アリマスヨ!」

と以前電話が掛かってきたことを思い出しました。

 

早速連絡してみると

「アサ~ダさんナラ、ジブ~ンでデキマスヨ」

との事

 

早速

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ダイナパックのコントローラー部分をバラして

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該当部分に

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ゴニョゴニョと細工をして

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背面部分に

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切り替えスイッチを設置

 

忘れないように

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スイッチの切り替え説明を貼り付けておきました。

 

さて効果の程は・・・?

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ジャダーが出ると正確なパワーチェックが出来ず、水色のようなグラフを描いていたのが

スイッチをR35用に切り替えておげると、噓のようにジャダーが無くなり

普通にパワーチェック出来るようになりました。

もちろんフロントの回転やトルクは測定出来ているので

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(見つけ難いですが20k辺りのピンク色の直線がフロントトルクです。)

2WD測定の時の様にフロントのパワー分が少なく表示されることもありません。

 

コレは使えますね!!

 

ただ、店のデモカーR35

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社外のA/Fセンサーを付けて測定するとメチャクチャA/Fが濃い状態なのですが

ECUのロガー上のA/Fを見てみると

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バンク1のA/Fが13.4付近で、補正が20%の増量を行っています。

 

これは・・・

A/Fセンサー、逝ったなorz

 

しかし濃くなる方に壊れたから助かったけど、薄くなる方向に壊れてたらエンジンも逝ってたな。

 

R35にも社外A/Fメーターの常設、お勧めします。