KRS13 180SX 実走セッティングも完了

先日、ダイナパックでのセッティングが完了したKRS13 180SX

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ダイナパックから降ろされて、実走セッティングへ!

 

今回はA/Fメーターの常設を行わないので、当然A/Fフィードバックは有効に出来ません。

クローズドループをOFFにして、常時オープンループで走らせます。

アイドリングも目標回転数に対してクローズドループさせてしまうと

回転の上下にA/Fが付いて行けず、ハンチングが起こりやすくなるので

アイドリング制御もオープンループとなります。

 

季節的には夏と冬の中間なので、それほど大きなズレは出ませんでしたが

やはりLINKの高速処理を生かすのであればA/Fフィードバックは有効にしたいですね。

 

もともと4発エンジンのCA18DETが搭載され、スピードパルスは機械式の車両へ

6発エンジンの1JZ-GTEを載せて、電子式の車速センサーからECUに信号を入力していますが

純正のスピードメーターは正常に動いています。

0-1のデジタル波形をリンクに入力し、ECU内の処理としてはデジタル信号を使いますが

この波形をマイナスのあるアナログっぽい波形に変換する

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電子基板を介してメーターに出力しています。

 

リンク内で波形の変換が出来ないか、色々と悩んでいたスタッフを

電子工作好きなお客さんが見ていた様で

「回路、造ってあげるよ。」

と数日で出来上がって来たそうです。

 

1JZ-GTEエンジン&5速ミッション換装

LINK G4+KUROHUNEによるセッティングはこれにて終了です。

 

車重の軽いKRS13に3000rpmで55Kほどのトルクがでるので

SR20をフルチューンしたのとは別物の加速が体験できますし

4発にはない高回転でのバランスの良い伸びは6発エンジンならではですね。

S13.14.15に1JZを載せるのが流行っている理由が良くわかりました。

 

ハーネスを引き直す際に取り外した

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ブロアファンなどをキレイに洗ってから再組み込みし、エンジンルーム内の余分な配線をまとめたら

今後はオーナーによるブレーキの強化を経て、公認車検の準備に入ります。