JZS161@黒アリスト 各部不具合解消までの道のり その2

トルコンをリビルト品に交換した

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JZS161@黒アリスト

 

各症状はどうなるんでしょうか・・・

 

ひとまず、バッテリーを外して作業したのでアイドリング学習から始めます。

アイドリング学習がズレてしまったりすると

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こんな回転数になることも有りますが

アクセルポジションセンサーのアイドル接点

スロットルポジションセンサーの最低、最高電圧調整

そして純正CPUのアイドリング学習が終了すると

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純正アイドリング規定値の中に収まります。

アイドリング回転数、負圧、A/F

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すべて良好のようです。

 

Vマネージセッティング用PCとVproセッティング用PCの2台を接続し

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ログを取る準備をしたら、いよいよ試運転です。

 

高負荷を掛けていない時は、今までも普通に走行出来ましたので

まずは3.4回全開走行を行った後、

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ATFに熱が入った状態で色々な走行方法を試みてみます。

 

素晴らしい!

いたって普通に、いたってスムーズに走ってくれます!!

 

2.3日に渡って色々な走行を繰り返して見るものの、

依然出ていた低負荷域のギクシャクは見る影もなく(使い方間違ってますね)無くなっています。

やはりトルコンにトラブルを抱えていたようですね。

 

逆にスムーズに走るようになって、VVTIの制御で気になるところが出てきました。

ATの制御の為、エアフロ電圧をVpro内で疑似的に作成し純正CPUに送信しているのですが

そのエアフロ電圧を基準にして造られたVVTI制御用の進角信号が

Vマネージと干渉する場面が出てきました。

 

これはVマネージのフルコン化にて対応します。

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通常Vマネージは正面のディップスイッチにてノーマル制御に戻せるよう

純正VVTI制御の為の信号を生かしています。

しかしその信号が悪さをする事もあるので、フルコン化する事で純正のVVTI制御信号は一切拒絶して

Vマネージが独立してVVTIを制御するようにしてやることが出来るんです。

これは通常のVマネージとVマネージ用のソフトでは制御できません

裏メニュー的な制御方法で配線も通常とは異なるのでやり直しが必要になります。

 

これで、懸念材料はすべて無くなったので、満を期していざ実走セッティングへ

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今回はドライバーが居る為、前半は低負荷域の微妙なアクセルワーク時の煮詰めに徹底します。

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VproとVマネージのセッティングを交互に行い、低負荷域を詰めていきます。

ヤリ出すと、あそこもここもとなってしまい、ほぼ全域をリセッティング・・・

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パーキングでドライバーチェンジして

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全開アタックに向けて、高負荷域を再確認

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ログを取りながら、目視でも大事な情報だけは目に飛び込んでくるようにビジュアルを設定していざアタック

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ナイトミーティングではおなじみの例の場所で一度データーとログの確認

高負荷域のA/Fを少しだけ微調整して再度アタック

 

いや~ かなり良い感じの息の長い加速をしてくれるクルマになりました!

 

 

パワーの出ているAT車両でなんとなくギクシャクするなーと思ったら

トルコンのダメージを疑ってみてください。

 

ビックリするほどスムースに走るようになるかも!