JZS161@黒アリスト 各部不具合解消までの道のり その1

去年の夏に一度納車したJZS161 アリスト

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この時も連日連夜高速に上がり、実走セッティングを煮詰めていました。

っが、納車当日に中負荷域でA/Fが薄くなる症状が発症し、急遽実走セッティングをやり直した記憶があります。

当初は、気温による補正のズレ?と思っていましたが

今年の冬にオーナーから連絡が入り、

「ギクシャクして乗れたもんじゃない!」

とお怒りの言葉・・・

 

なぜ?と思いましたが、一度クルマを預かって乗って診ると

・・・ギクシャクして乗れたもんじゃない・・・

当日はVproのデーターを暫定仕様で書き替えて対応しましたが

焼け石に水程度の改善にしかならず、再度クルマを預かりなおしてトラブルシュートする事になりました。

 

再入庫後、試運転してみると

あれ?症状でない??

絶好調に走ります・・・嫌なパターンですね、この症状が出たり出なかったりする感じ

 

HKSと話をしながら、例のVpro3.4とPCの通信不良の件も相談してみると

「FconハーネスをVpro用に替えて見てはいかがでしょうか?

 PCとの通信不良はPCのスペックが低いのが原因かと思います」

えっ?Vpro用ハーネスって何?

Vpro3.4のソフトって、PCのスペックで通信不良出るようなクソ重いソフトなん??

 

VproとISハーネスの違いはこちらのブログでサラっと触れてます。

PCのスペック不足の件は

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悔しいけど否定できないので、

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最新のゲーム用ハイスペックPCを導入してやりました

夜間の現車セッティングでも困らないようにキーボードが光るヤツ←これ大事

 

試しにVpro3.4のデーターを読み込んでみると

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今まで3分ぐらい掛かっていた全データー読み込みが、15秒ほどで読み込めるようになりました。

Vpro3.4はチューナーだけでなく、PCも選り好みする訳ですね・・・

 

ハーネスをVpro専用にし、PCもハイスペックにして

いざ試運転!

 

低負荷で乗っていてもまったく症状が出ないので、

「おっ 治った?」

全開時のチェックをして見ようと、3.4回全開アタックをして見るものの特に問題なく

「ホントに治っちゃった??」

これで治ったんだったら、あんまり気持ちの良い結果じゃないな~と思いつつ

一度店に戻る為、ボケ~と走っていると

出ました!例のギクシャクが!!

 

その後も何度か検証をすると

一晩クルマを冷やしてやると症状は出ないものの

全開走行をしてATに高負荷を掛けた後の低負荷走行でギクシャク感が出てきます。

 

この症状、以前作成したATのER34スカイラインとそっくりで

原因はトルコンブロー(正確にはロックアップフェーシングの滑り)だったのを思い出しました。

 

オーナーに連絡を取り、これまでの経緯と症状からの予測不良個所を伝えると

トルコンを純正リビルトに交換して様子を見てみる事になりました。

っで、

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トルコン入庫

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ちゃんと純正マークも入っています。

 

早速交換して行きます

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さて、どう言う結末になっていくんでしょうか・・・