オートマから6速ミッションへの換装作業が続いていたHZ33 フェアレディーZですが
機械的な作業や配線加工作業は終了し、IG-ONに出来るようになったので
ECUのデーターを6速ミッション用データー改に書き換えていきます。
もともとは
CE415と呼ばれるインフォメーションのECUデーターが入っていたので
このデーターをベースにパラメーターを変更してみましたが・・・
アイドリングの回転数が異様に高く、暖気が終わっても1500rpmを下回ってくれません。
二次エアーを吸っていると仮定して
別のスロットルにカプラーを挿して、車体側のスロットルは動かない状態でエンジンを掛けてみると
普通に始動出来てしまったので、
「スロットル以降でエアーを吸ってるな・・・」
っと思ったのもつかの間、カプラーを抜いたスロットルをよく見てみると
イニシャルで若干のクリアランスがあり、エンジン始動するレベルの空気なら供給できそうです。
スロットルの口をゴム板で密閉してエンジンをスタートさせようとすると、今度は始動出来なかったので
二次エアー吸いの線は無くなりました・・・。
次に診断機でスロットルの開度を見てみると
アクセルセンサー0.7V付近に対して、スロットルセンサー0.7V付近と
一見問題なさそうに思えますが、整備所の基準値を見てみると若干高いような気がします。
ECUからのスロットルモーター出力がおかしい?
最初はHZ33と言うオープンカーなので、ECUもCE415と呼ばれるものが使われていると思っていたのですが
整備書をくまなく読み漁ってみても、Z33とHZ33の同年式で制御が異なる部分が見当たりません。
そこで、ベースデーターを変更して
C※※※※をもとにパラメーター変更したデーターを使ったところ
スロットルの開度も0.6V弱に落ちてくれて
暖気後のアイドリングも基準値内に落ち着きました。
トラブルコードも
記録されず
エンジンスタート後の回転の落ち着き方や各種インジケーターの点灯も
問題なし!
実走行による試運転でも不具合は発症しなかったので
HZ33 フェアレディーZの6速ミッション換装 完了です。