ダイナパックに乗せられた
GVB インプレッサ
すでにHKSのフラッシュエディターにて
セッティングされてるようなのですが、
GVBに関してはフラッシュエディターのパラメーターは気に入らないので
パワーチェック後ノーマルデーターに戻した上で
純正書き換えにてセッティングを進めてゆきます。
さすがにノーマルデーターでは負荷の吹っ飛び方がしょっぱいですね・・・
同時に二つのパソコンを使って
HKSのEVC6のセッティングも同時に行って行き
361ps トルク54.5kに落ち着きました。
赤いグラフはHKSに入っていたセッティング済みと言われるデーターでのグラフ
緑色のグラフがフラッシュエディターを解除してノーマルデーターでのグラフです。
トルクなどの立ち上がりはフラッシュエディターデーターの方が良いのですが、
7000rpm以降で一気にパワーが落ち込んでしまっています。
6800rpm以上ではノーマルデーターの方がパワーが出ているという残念な結果でした。
ブーストは変更せず、純正書き換えにてセッティングした後が青色のグラフです。
トルクの立ち上がりはフラッシュエディターデーターと同じようにして
5000rpm以降でトルクもパワーもキレイに持続するようにしました。
この辺りはデュアルAVCSをどう弄るかが肝ですね。
最後にオーナーが希望する加速特性になるようにブーストMAPを作製したのが水色のグラフと言った感じです。
EVCには3つの設定が入れれるので
Cチャンネルは入庫時のままにして
AとBのMAPを作り直してみましたが、ブーコンの設定ひとつでトルクの立ち上がりがここまで違います。
EVC6が付いていれば良いと言う問題ではなく、どれだけきちんとセッティング出来るかが大切です。
また社外のブーストコントローラーを使うと
SIドライブを自由自在にセッティング出来るという副産物も生まれます。
通常はスロットルマップに指令を送る要求トルクマップと呼ばれるマップから
制御されるブーストが決定されるので
スロットルをリニアにしようとするとブーストの制御があべこべになってしまいます。
今回は
純正のブーストソレノイドは使わずにEVC6で独立してブースト制御をしているので
純正制御のブースト関連のリミッターを無効化してしまい
スロットルコントロールとブーストコントロールを切り離しました。
その為SIドライブのSには完全にアクセルとスルットルが1:1になるリニアスロットルを
S#にはアクセル開度がスパっと開く、いわゆるハイスロ仕様を
インテリジェントには低燃費を意識したじわっとスロットルが開くマップを入れておきました。
アクセルON OFFに対するスロットルの動きが素直になると
それだけでも気持ちよくクルマを走らせることが出来るので
オーナーに感想を聞いてみて、評判が良ければ定番化したいと思います。