ヘッドガスケットの交換とタービンを交換していたER34 スカイラインに
LINK G4+プラグインを装着してひとまずはエンジンをスタート。
吊るしに近い状態ですが、ハイレスポンスです。
大まかなデーターを造り、実走行からスタートしましたが
それなりに普通に走れてしまうので
ダイナパックに載せて、本格的なセッティングを始めます。
まずは最低ブーストの確認からですが、今回はブーコンをOFFにすると
回転が上がるにしたがって徐々にブーストが上がる方向でした。
それをHKSのEVC6を使って補正し
スパっと1.0kほどにまで上昇する様に手直しして、これを最低ブーストとします。
最低ブーストが決まったところで、マージンを多めにとったデーターを使い
バルタイの調整に移ります。
EX側の調整は毎回クラセンを外して、ステーも外してスライド調整し
再度クラセンを装着して、毎回点火時期まで合わせる必要があります。
時間的に結構取られますが
バルタイの変更だけでココまで違いが出るんですよね~。
セオリーが分かれば、どっち方向にどれくらいズラせば良いのか予想がつきますが
初めてのエンジンでセオリーが分からないときは、かなりの時間を費やします。
RB25はクセを理解しているので、微妙なポイントにスコっと合わせこんで高回転のパワーのタレを抑えます。
NVCSの切り替えポイントも含めてバルタイを調整したら
ブーストを徐々に上げながら最終的なセッティングに入って行くのですが
トルクが上がり始めたところで、クラッチが滑ってしまいました・・・。
このままではセッティングの継続はむずかしいと判断し
一度車両をダイナパックから降ろして、強化クラッチに交換する事になりました。
現状でもノーマルタービンのブーストアップ時と比較すると
トルクは10k パワーは60psほど上がっていますが、クラッチを交換してさらなるパワーを狙います。