ER34 スカイライン ハイアンペアオルタネーターへ交換

後付けした電動ファンの消費アンペアが、取り付けたリレー&ヒューズのアンペアを超えていた

ER34 スカイラインですが

現状のオルタネーターのアイドリング時の発電電流を見てみると

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約30Aでした。

これはアイドリング状態にてエアコンをON ライトもLOビームにてON

デフォッガをON そして後付け電動ファン 2連で稼働

とにかく消費電流が一番多くなるような状態にした時に測定しています。

 

そして、バッテリーに入出力する電流の合計を見てみると

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-19.4Aで、オルタネーターの発電電流では足りずに、バッテリーから電流が持ち出されていました。

(測定条件はオルタネーターの電流測定時と同じです。)

これでは、バッテリーへの充電が出来ずにすぐに走行不能になってしまうので

オルタネーターをハイアンペアタイプに交換しないと行けません。

 

社外のオルタネーターと言うと、ブラックオルタネーターが有名ですが

色々と〇〇有りの為、今回は安心、安全、国内生産の

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ナガオテクノさんのRB26用オルタネーターを流用する事にしました。

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RB26用と言っても基本的にはそのまま使えますが

今回取り外したオルタネータープーリーと比べると

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小径に

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なっていましたので

ベルトも一回り小さいものに交換してテンショナーに余裕が出るようにしておきました。

プーリーが小径と言うことは、それだけオルタネーターの回転が上がるので

アイドリング時の発電電流も多くなります。

 

実際に交換して、発電電流を測っていたのですが、度重なる高温部分での測定を繰り返したせいか

今まで使っていたテスターの液晶部分が壊れてしまい、数字が見えなくなってしまいました。

 

スナップオンのクランプメーターを急遽発注し

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オルタネーターの発電電流を測定

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62.3Aまで上昇しています。

バッテリーから流れて行く後付け電動ファン以外の合計は

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24.7A

電動ファンの消費電流は2個で

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27.7A

オルタネーターのハイアンペア化で電流が確保されたせいか

交換前の23Aよりも電流が増えて、ワット数にすると360Wで稼働しています。

(電圧13Vで計算)

電動ファンのスペック向上にもハイアンペアオルタネーターが貢献している様です。

 

消費電流の合計52.4Aに対して発電電流が62.3Aあるので

余剰分が約10Aほどあることになり、この分がバッテリーに充電されてゆきます。

これなら、アイドリングでもバッテリーから電流が持ち出されることはありません。

 

夜間走行やエアコン最低温度でのブロアファン全開での試運転等を行い

一通りのシュチュエーションでの充電状態の正常化を確認出来たので

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バッテリー周りの配線をまとめ直して作業完了です。