ACDオイルの交換依頼で入庫した
CT9W ランエボワゴン
ACDオイルを
供給する人、診断機を操作する人、下でブリーダーを開け閉めする人の
3人体制で作業を始める物の、ACDポンプが動かなかったリ
診断機にテストエラーの表示が出たり、出なかったり・・・。
何回か強制的にACDポンプを動かそうと診断機を操作するものの
最終的には全く反応しなくなったので
ACD CPUの故障診断をすると
コード81 ポンプリレー系統のエラーコード発令
消去してもすぐに発症するので一過性のエラーではなく、常時発症している模様
ACD CPUとポンプリレーの配線の絶縁や短絡
ACD CPUへの電源供給などを整備書の通りに進めて見ても特に問題なし
最終的な整備書の判断は
4WD-ECU 通称ACD CPUの故障との事
ACD CPUを交換すると
エラーコードも無くなり、ACDポンプの強制駆動も出来るようになりましたが
どうにもポンプの作動音がおかしく、モーターの軸ブレを起こしているような音がします。
このまま強制駆動してまたACD CPUが壊れてもいけないので
専用のツールを使って、ACDポンプに直接駆動電圧を掛けてみると
ツールのヒューズが飛びました・・・。
ポンプの異常で負荷が大きくなりすぎるのでしょうね。
・・・ACDポンプも壊れているようです・・・
ACDポンプが壊れてACD CPUまで逝ってしまったのか
ACD CPUが壊れてポンプが後を追ったのか
現状では正確に判断は出来ませんが、症例的にはACDポンプが壊れる事の方が多いようですね。
18万円と言う高額商品ですが
ポンプを新品に交換した所
エア抜き作業でも通常のポンプ作動音での運転をしてくれるようになり、無事修理完了。
通常のACDオイル交換よりも少し多めのオイルを供給し
ポンプ内部のエア噛みを皆無にしたら、作業終了です。
試運転してACDの作動も確認出来たので週末に納車となります。