CT9W ランエボワゴン ACDオイル交換の予定が・・・

ACDオイルの交換依頼で入庫した

2017330154618.JPG

CT9W ランエボワゴン

 

ACDオイルを

2017330154655.JPG

供給する人、診断機を操作する人、下でブリーダーを開け閉めする人の

3人体制で作業を始める物の、ACDポンプが動かなかったリ

診断機にテストエラーの表示が出たり、出なかったり・・・。

 

何回か強制的にACDポンプを動かそうと診断機を操作するものの

最終的には全く反応しなくなったので

201733015499.JPG

ACD CPUの故障診断をすると

2017330154939.JPG

コード81 ポンプリレー系統のエラーコード発令

消去してもすぐに発症するので一過性のエラーではなく、常時発症している模様

 

ACD CPUとポンプリレーの配線の絶縁や短絡

ACD CPUへの電源供給などを整備書の通りに進めて見ても特に問題なし

 

最終的な整備書の判断は

2017330155458.jpg

4WD-ECU 通称ACD CPUの故障との事

 

ACD CPUを交換すると

2017330155547.JPG

エラーコードも無くなり、ACDポンプの強制駆動も出来るようになりましたが

どうにもポンプの作動音がおかしく、モーターの軸ブレを起こしているような音がします。

 

このまま強制駆動してまたACD CPUが壊れてもいけないので

2017330155716.JPG

専用のツールを使って、ACDポンプに直接駆動電圧を掛けてみると

ツールのヒューズが飛びました・・・。

ポンプの異常で負荷が大きくなりすぎるのでしょうね。

 

・・・ACDポンプも壊れているようです・・・

 

ACDポンプが壊れてACD CPUまで逝ってしまったのか

ACD CPUが壊れてポンプが後を追ったのか

現状では正確に判断は出来ませんが、症例的にはACDポンプが壊れる事の方が多いようですね。

 

18万円と言う高額商品ですが

201733118523.JPG

ポンプを新品に交換した所

2017331185258.JPG

エア抜き作業でも通常のポンプ作動音での運転をしてくれるようになり、無事修理完了。

通常のACDオイル交換よりも少し多めのオイルを供給し

ポンプ内部のエア噛みを皆無にしたら、作業終了です。

 

試運転してACDの作動も確認出来たので週末に納車となります。