HKSのハイカムとスライドカムプーリーを組み込んだCT9A ランエボ8は
基準バルタイ通りになっているかを確認します。
HKSのハイカムはIN274度 EX278度で
基準バルタイは最大リフト時 IN側 110度 EX側110度 との事
そのまま組み付けるとオーバーラップが56度で
それぞれのカムの開きや閉じは上の図の様になります。
今回のオーナーの希望に合わせようと思うと
机上の計算では、こんな感じにしてみようと思っています。
まあ、あくまで机上の計算なので最終的には実際にダイナパックを回しながら
バルタイのセッティングをすることになるのですが
まずは机上で計算し、思った通りになればそれでOKだし
そうならなかったらなぜ?ならなかったかを考えるのが
今後のノウハウとして蓄積されて行きます。
そして、実際にバルタイの測定
ダイヤルゲージをプラグホールに入れて、1番ピストンの圧縮上死点を割り出し
円周分度器のゼロ点を合わせたら
今度はリフターをダイヤルゲージで測定して、最大リフト時にバルタイが何度になるのかを読み取って行きます。
こうする事で基準値がはっきりとし、スライドカムプーリーでを何目盛りズラしたら
実際のバルタイが何度になっているのかが明確になります。
さて、エンジンを始動させ
バルタイセッティングとLINKのG4+のセッティングに入ります。