先日、実走行でのA/Fフィードバックを有効にしたBNR32 GT-Rですが
通常走行の領域がおおよそ造り込めたので
ダイナパックにセットして、高負荷域をセッティングして行きます。
ちなみにもともと入っていたデーターは
フィードバックしたデーターの記憶先をメイン補正にしてしまっているので
メイン補正マップがギザギザです。
さらにメイン噴射のマップは
一切セッティングしてありませんでした。
推測ですが、A/Fフィードバックを有効にしてシャシダイを数回回し
自動で補正されたデーターをメイン補正マップにそのまま残して終了と言った感じでしょうか・・・。
トレースされた所は増減量されていますが、そのほかはマップに変化がありません。
更にブーコンOFFの状態はセッティング(トレース?)していないようで
高回転、高負荷でもA/Fが12台と結構危うい数字でした。
ブーコンOFFもしっかりとセッティングして
A/Fも11前半に入れて行きます。
燃料のメイン噴射マップは
セッティング前後でこんな感じの違いになります。
逆に自分はメイン補正マップはダイナパック上では一切使わないので
こう言う差になります。
ちなみにオーナー曰く、入庫時はブースト1.55Kで
629ps トルク62.1k(TCF1.0)の出力との事
入庫時当初、オーナーと一緒に試運転に出かけた際
「600psは出てないですよね~」と言う話になりましたが
ブーコンをONにしてHIモードにしてもブーストが1.25kま
でしか上がらず
パワーは519ps トルク53.4kでした。
ゲートを戻して、メタルキャタライザーとサクションも装着したので
いくらかのパワーダウンはあって当然です、、、っが
ブーストが0.3kも落ちて、100psも凹むかな~?
どちらにしても当店としての出発点はココなので
A/Fの絞り込みと点火時期の適正化を図り593ps トルク60.8kまで出力アップ出来ました。
ちなみに最大ブーストは1.55kまで上げずに1.4kです。
ブーストLOで1.24k OFFで1.08k
590ps 540ps 520psを使い分けることが出来
どのモードで走っても燃料と点火はしっかり合わせてあります。
低負荷の通常使用領域のセッティングは終わっているので
全開時の実走セッティング、気合い入れて行ってきます!