デモカーのスイスポZC33Sはタービンをノーマルに戻して排圧を測定し
ノーマルタービンの限界を見極める為、ECUのデーターを極限まで弄り倒して見ました。
途中なかなか結果が出ずに、もうここらで見切りを付けようかと思うシーンもあったのですが
この真夏の厳しい条件下でも、TCF1.0で170psは出したい!と言う目標があったので
169.3ps出ても 「まだまだ!」 っと
あちこちのデーターを少しずつ、しかもネチネチと納得の行くまで変更しては
書き込んで
ダイナパック回してプラグ見て何がいけないのかを推測してまた新しいデーターを造る。
こんなことを繰り返してました。
途中、結果が出ずにかなり落ち込みましたが
logを見て、データーを見て、パワーグラフを見て、ある事に気付いたんです。
そこを手直しすると
TCF1.0での170ps超えを連発する様になりました。
TCF1.15でのグラフにするとこんな感じです。
ピンク色のグラフがHKSのGT3タービンを使い専用ECUデーターにてパワーチェックした際のものです。
赤色と緑色が今回ノーマルタービンに戻しECUを弄り倒した結果のグラフです。
196.2ps出力した上に5000rpm以上のタレが少なくなってますし
1500~2000rpmまでのトルクは圧倒的に今回の仕様の方が良いですね。
HKSのGT3タービンがダメだと言っている訳ではありません。
このデーターをベースにGT3タービンを再セッティングすれば
200psは楽に超えて行くでしょう。
ただ、今回ノーマルタービンの限界を見極め、適正なECUデーターにすることで
ここまでパフォーマンスアップ出来る事を知って頂きたいです。
グラフだけでは信ぴょう性に劣るので、このクソ暑い真夏に出力した数字と言う事で
パワーチェックを動画にして見ました。
残念ながらこの撮影時のパワーはTCF1.0で170.03psでした。(笑)
エンジンルーム側を含めるのを忘れてしまったので
翌日にエンジンルームやダイナパックの周辺機器の説明を
撮影しておきました。
この日は前日よりも気温が低かったので、もしかするともっとパワーが出るかも?と思いましたが
ガス欠になってしまい、あえなく断念です。
これからクルマをダイナパックから降ろし、実走でのフィーリングチェックに入ります。
そしてこのデーターをベースにしたものがSTEP3データーとして発売される予定です。
っが、StepZERO STEP1.2の様なキャンペーン価格の設定は考えていません。
安売り出来る様な開発期間ではなく
寝る間を惜しんでダイナパックを回しまくって造ったデーターですし
海外は知りませんが、現時点で国内では一番パワーの出ているデーターだと思われます。
現在、このデーターは使用しておりません。
くわしくはこちらをご覧ください。